知ってるようで . . . 【こどもの成長期とはなんぞや?】
- MSD こども指導部&栄養部部
- 2020年1月30日
- 読了時間: 6分
MSDこども姿勢出張レッスン(京阪神〜全国)
個人宅・集会所・・幼稚園・学校・市町村の施設・などへ出向きます。
商業施設でのファミリー健康イベント
*オプションで楽しいパフォーマンスやマジックショー など
学校レッスン・商業施設でのファミリー健康イベントの場合
お気軽にご相談ください。
MSDの仲間は、感じの良い各種プロ達です。
マナーも良いです。安心してご依頼ください。
保護者各位
新入学・新学期 の前に知っておきましょう!
今回のトピックは 知ってるようで 実は詳しくない人が多い
【こどもの成長期とはなんぞや?】
「しばらく見ないうちに大きくなったねー!」
親は毎日子を見ますので、たまに会う人よりも成長に気がつかない傾向があります。
小学校の頃に年間平均的に5cmも伸びて、ほぼ一定の割合で伸びます。
中学時代では急に年間平均 約10cm伸びて、5〜6年間続きます。
この Growth Sprit 期間には、関節に成長痛が起きます。
成長期の間、こどもの体内のほとんどが、劇的に変化する。
乳児から脱した幼児が、小児へ育ち、少年少女へ。
成人の身体に必要なパーツも機能も [ 大人に成るために変化し徐々に整えられる ]
それが 成長期です

⑴「身長が急に伸びる時期に何が起きてるの?」
*骨は 骨どうしが腱などで繋がっていることを頭に入れておいてください。
・腕や脚の細長い骨=長管骨が(筋肉よりも急に)縦長へ伸びる。
・こどもの骨の両端には成長軟骨(骨端線・成長線)があるので、伸びることができる。
⑵ Growth Sprit 期間の運動こそ大事!!!
【やりかたに用心・配慮すること!】
繰り返しますが、
・こどものからだは 骨が先に伸びる。
・周辺の関節周辺の組織は 骨の成長スピードについていけない→突っ張り感。
なので、子の身体が固い時期です。
「成長期の子の身体は、人生で最も固い時期だ」専門家はそう言います。

成長期の筋肉は、ずーっと引っ張られた状態です。
その筋肉は 成長軟骨にくっついている。
↓
もし「過度に」運動をさせたら?
↓
障害は起きます。大なり小なり。
「でも、子に好きなことを、出来るだけ安全に続けさせたい。どうすれば?」
「加減ができてこそ指導者である」
⑶ 小学校上級〜中学生 スポーツを始める時期だからこそ加減を知ること!
こどもは夢中になると、ずーっと止めません。それが こどもの特徴。
子が夢中になる前に言い含めておかないと、聞き分けしにくいでしょう。
それには、教える立場の者と両親・保護者が理解しておく必要がある。
オーバーユース・使いすぎの練習で起きる障害
・成長軟骨に異常が出て痛い。
・関節軟骨にも異常が出て痛い。
・腱(筋肉を骨とくっついてる部分のこと)が腱炎を起こし痛い。
・骨端炎を起こし痛い。
・肉ばなれで内出血しとても痛い。
*肉ばなれは、固い筋肉のままダッシュ・ジャンプした結果ですので、高校生以上も成人も、運動前にストレッチしなくてはいけない。
*障害が起きると、身体のバランスが崩れるので成長にも響くことも。
⑷ 教える側は、身体が固い成長期の子にやらせすぎないこと!
MSDでは 15年以上前から、これを重視しています。
身体の何かを指導するならば 医学的な学びは必要です。
(たとえストレッチを指導するだけでも)
動きを教えることは、習って覚えたメニューを伝えるのとは全く違います。
責任、です。
前者には身体の勉強と言う基礎が求められる。後者は好きなだけの趣味の域。
自分が馴れてることは、慣れてない人のことは理解しなくなりがち。
当方では、成長期のこどもの骨の成長過程の図解を見て気付きました。
「これは大変!根性論で突っ走る教え手は、子の良い成長を妨げることになる」

↑ 同じ子供とは思えないほどの変貌ぶり!!
幼児から何かを習わせていると、[ その動きには慣れる ]
しかし、慣れたから平気、とタカをくくらないでほしい。
例:
バレエで 腰椎すべり症になってしまい、腰の骨が飛び出てたまま成人した女性にも会いました。どうやら、その方が幼い頃に通っていたバレエ教室は、こどもへもゴリゴリやらせるタイプだったようでした。
(幼児バレエ教室の傾向は2つあるように見えます。お遊戯的か、ゴリゴリか。
どちらにせよ、教える立場の人の勉強は必要です)
「子に好きなことを、出来るだけ安全に続けさせたい。どうすれば?」
当方では「コレさえすればいい」を最もウサンくさいとしています。
世間に蔓延する「何かだけで良いシリーズ」ですが、実際はそんなことは無い。
みなさんは、簡単に信じないよう気をつけてください。
成長期のこどもへも 正しいストレッチングをお勧めします。
正しいストレッチはプロテクターになります!
ただし、何事も本人の体内バランスによる
→食事からの栄養の欠損・運動の内容・骨格や筋肉の程 次第では、
「どんなに正しいストレッチングを時間をかけてしたとしても故障はします。」
そう明言しておきます。
もし糖質ばかりでビタミンミネラル欠乏症なら筋肉にも故障が出るでしょう。
骨折しやすくもなり、貧血では そもそも良い成長にはなりません。
そんな身体ならばスポーツは良くなりません。
悪い体内バランス・見た目の目安の1つ
「ニキビ面になってないか?」
ニキビはアクネ菌のシワザですが、体内環境が悪い証拠でもあります。
偏ってる、のです。早急に食べ物を見直すことです。
成長期のスポーツ障害の予防
⑸ 正しいストレッチングで十分な自分手入れを欠かさないこと
世間にはマチガったストレッチが氾濫しています。無責任なTV番組や売名行為のわざわざ白衣な人たちのネタを安易にうのみにしないほうがよろしいです。
いけないのは学校関係者にも知識が無いか乏しいこと。
教える側の無知は恐ろしい。
学校はこどもを守る場所でもあるのに、思い込みだけで組体操を強いてニュースになりました。あれが好きだったと言う人は知る限りいません。
無知なのにダンスや、事もあろうに柔道も教え(ざるを得ない政府が最も悪い)その子と家族の人生を破壊した結果になったひどい例も1つではありません。
これらは本気で憤るべき社会問題ではありませんか?
反動をつけた柔軟をやらせる低レベルも許されません。勉強不足が過ぎる。
教員は素人なのですから、きちんとしたプロに依頼するのが教育現場のスジです。 政府はそれをお膳立てすべきです。
現在は、心ある親たちが 自力で対策(習い事)されてるようですが・・・
プロといっても、いろいろ . . . 。
MSDでは、正しいストレッチングを指導しています。
こども・一般・各種プロたちへの指導は
各人の様子と状態に配慮するメソッドです。
まとめ
・成長期のこどもは身体が固い。
・成長期は身体が出来上がっていない途中である。無理は障害を起こす。
・成長期のこどもたちに運動を教える立場の者ならば、必ずそれらを理解し反映させること。

「成長期はいつまで?」
一般に高卒くらいまでと言われますが、
MSDの現場経験では、成長期は20歳まで続いてると思います。
20歳直前の生徒さんが整形外科医から「成長痛」と言われた例が幾つかあります。彼ら彼女らは 正しいストレッチングとダンスによって、未だ完了してなかった成長が促されたとのこと。
(やはり成人は20歳から が妥当)
こどもの心身は、大人たちがよく育ててあげるものです。
良いごはん
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