医者は選びましょう⑸ NG歯医者
- MSD 指導部(おとな)
- 2019年11月7日
- 読了時間: 7分
賢い患者になりましょう!!
志のある良い医者はいます。
どうか、良い医者に出会ってください。
大きくて専門病院だからと言っても、残念ながら人間力のNGは居ます。
大病院なら初診の場合、どんな医師に当たるかが分からないのも不安ですよね。
町医者なら、違和感があれば、他の医院へ変えればよいわけです。
きちんと話を聞く姿勢の院長なら、患者は幸運でしょう。
NG歯医者の許せない話・・・
実例⑥ 30代女性
彼女が検診で行ってた歯医者が移転し、2年ほど歯医者に言ってないので、
別の歯科医院(大阪市中央区堺筋沿い)へ。
検診後に、別室へ通され(これはイヤな感じですね)いろいろと問題を指摘され、高額な自由治療を勧められたそうです。以前に他院で作った差し歯の不具合も良くないと言われたので、泣く泣く高額な差し歯を付け替えることに。
[ 歯の神経を抜くと、後々、異常が自覚しにくくなる ] と聞いてたこの女性は、
ベッドに寝て、取り替え治療が始まってから急に「神経取りましょう」と言われてビックリ。
「抜きたくないのですが」と言ったものの、「取る方が良い」と言われ神経を取りました。
それが、被害の始まり . . .
差し歯は、一旦、仮に付けてから、様子をみて、本着するそうです。
仮着の段階では 差し歯をはずせますが
本着した後に異変が起きた場合は、作った差し歯を割らないといけないそう。
仮着を経て、本着したこの女性は
しばらくして
ものすごい痛みに襲われることになりました。
神経を抜いたのに??
「痛むわけないのに、神経を抜いた所が、痛むのです」
神経をとったのに、痛む??
「うがいの水さえ とんでもなく痛い、しみる」
彼女は、神経を抜いた長堀堺筋の歯科医院へ。
レントゲンでも「・・・なにもない。分からない」
今は40代?と思われる院長は「とりあえず(?)消毒しましょう」
消毒といっても . . . 差し歯は取れませんよね??
どういう事かわかりませんが、以後、その町歯医者の院長は半年間、同じ処置を繰り返した。
彼女の症状は、全く改善しない。
常温の水さえしみて痛かったので、
食事は冷ました流動食状のものを作って飲み込んでいたそう。
よくそんな激痛に耐えた、驚くべき女性です。当方では一同が耐えられないでしょう。
「ボンボンみたいな院長にはうんざりしたの。全く治せないじゃないの!」
ついに?やっと?手を上げたボンボンは
「CT撮らないとわからない。大阪には天満橋の歯科大付属か、吹田市の阪大付属にしか歯のCTはないから行ってきてほしい。紹介状は書きます」
それが、さらに彼女を被害者にしてしまうとは . . .
弱り目になんとかと言いますが . . .
実例⑦
歯科大付属の異常者
聞いてゾッとした、本当にイヤな話です。
社会勉強と思ってお読み下さい。
水を口に含んだだけで頭に響く痛みがある患者に対して
「シダっておじさんが、キーンとなる器具で触ったんです!
痛いって叫んだら「 え?こんなので痛い?こんなので痛い?」
・・・何回も!!」
ゾッとしませんか?
このシダっていう年配者は、紹介状に目も通さなかったそう。
一体どんな人物なのでしょう?
病院はこういう人と知ってるのでしょうか??
CTを撮りに来ただけの患者へ全く不要な激痛を与えたのです。
まさか、痛がる女性患者を見たいだけ?・・・恐ろしい。
結局、彼女は目的のCTも撮れず、ひどい痛みを与えられるという2つ目の被害者になってしまった。
忌々しい話でしょう?
こんなのがいるから、記事にしてお知らせしなくては、と思った次第です。
彼女は、被害にあいながらも、若手(研修医)を心配していたのが印象的でした。
「シダは、半年間も痛いままという私の訴えを聞く耳を持たなかった。人間性がないみたいでした。横には学生が付いてましたが、萎縮してるような学生たちは、私に対する年配者を見てどう思ったのでしょう。最低!と思うならいいのですが、人間は環境に馴れてしまいます。変にダメ人間に馴れたらイヤだなと・・・また被害者を増やすでしょう?生徒には良い考えを持ってほしい」
一説には
[ 年取っていつまでも付属病院にいる医者はレベルが良くない ]らしいです。
腕前はもちろんですが、レベルが低い原因ではないかと考えられるのは、
患者をモノ扱いで、数のうちの1つとしか見ない心の貧困さ。
人間力は行儀・礼節から見えます。
行儀も礼節も「他者への思いやり」からカタチになったものですから。
ところで、この被害者女性。
忍耐力が、驚異的な彼女は その後、どうなったのでしょうか?
神さまはいたようです。
偶然にも
短い間だけ痛みの犯人のクリニック(長堀堺筋)に居た大阪大学出身の歯科医の紹介を得て、阪大付属歯科へ行けることとなったそうです。
しかも
「天使かカミサマかと思った」くらい人間性が優れた医者に出会えたそうです。
事態を知った歯科医師は、激務の中、時間の都合をつけ、予約をおさえ、
さっそく、CT撮影。
結果は
「痛みの原因は異物です。神経を抜くときなどに使ったモノの細かい破片が歯の奥に残り、そこにバイ菌が増殖して激痛になったものでしょう」
ボンボンが犯人でした。自分が原因かと疑いもせず、半年も!
彼女は、7カ月ぶりに痛みから解放されたそうです。
(その、天使な歯科医の話は、ホッとしました)
「まず手術よりも、負担が最小限な方法で」
マイクロスコープを駆使し、異物を取り去ってくれました。
「後日、聞いたのですが、手術などは会議で決めるそうです。先ずマイクロスコープでやりたいと言ったら、上のdr.が やれるもんならやってみろ と言ったとか . . . そんな言い方する先輩よりも、患者の費用と身体の負担の軽い方から、と考える若い先生の方がずっと信用できます」
マイクロスコープでの治療法はカンタンではないらしく、腕の差がでるそうです。
腕もよく、思いやりのある歯科医師のおかげで、彼女は7か月もの痛みから解放されました。
しかし、7か月の間に、バイ菌は増殖しただけでなく、ダメージを与えてました。近隣の組織へも迷惑が及んでいたため、その除去手術は必要でした。
それから、割った差し歯も取り替えたそうです。
差し歯でキレイといえばセラミック、と思ってましたが、
「セラミックは実歯より硬いので、実歯にダメージを与えてしまいます。現在、お勧めはジルコンです。実歯に悪さしません」
ジルコン。初めて聞きました。
医者は運、と言われる . . .というのも残念なことです。
彼女は今も、「その担当医にしか診せたくない」といいます。
別の科では、あまり人間力を感じる人に当たらなかったそうです。
同じ大学病院でも、やはり人間性によるということでしょう。
彼女は心ある歯科医師と出会えたおかげで、
過去、他院数カ所で処置した諸々が、どれも下手な処置だったことが判明。
まだあった彼女の受難歴
実例⑧
大阪市梅田の審美歯科。彼女は別のブリッジを取り替えるために訪院。
しかし、そこで作ったブリッジをチェックした阪大の歯科医師は
「 . . . これは合ってませんよ。1度、作ったところに話してみたら?」
彼女は、梅田の審美歯科にそれを伝えると、「保証期間は過ぎてますが取り替えます」
「あぁ良かったと取り替えてもらったのですが」
(そのとき院長はチラと見ただけで、自分がやり直しをしようとしなかった)
しかし、やっぱりうまくない部分がまた。
それを再度、伝えたところ
院長、逆ギレ。「阪大阪大って言うな!」
ヤッカミと被害妄想としか聴こえなくて、他人ごとなのでつい笑ってしまったのですが、皆さんはどう思われますか?
阪大の先生に指摘してもらったのだから、「阪大の先生が◯◯といいました」と話しますよね? 笑えません。
彼女は可哀想に ヘボ歯医者にばかり当たってしまっていましたが、そうとは気づかなかった。こういうケースは、イッパイあるのではないでしょうか?
みなさん、くれぐれも、くれぐれも、お気を付けください!!
体験談から考える NG歯医者の見分け方
① 訴える話と経緯を普通にきけない。
会話できないエラそうなムード。めんどくさそうなムード。
免疫力を落としたのは自己管理が足りないからだと遊び人かのように決めつけたり。
② 別室で高額な自費治療を勧める。
③ 治療室がキタナイ。掃除してない。
④ ヘタかも?と疑う瞬間があった。
⑤ 通っても改善しない。
⑥ 審美歯科メインの看板。
まともな歯科医師は、歯を削るのも良くないと患者を諭します。
「自分の歯は大切にしましょう」
(歯並びが甚だしいケース以外は)なるべく、削ったり、まして抜かないのが王道とのこと。
対して、審美歯科は見た目オンリー。患者の健康よりも見た目。
彼女の例のように、簡単に神経を抜かれた後、内部でバイキンが大増殖することは、他にもあるでしょう。噛み合わせを心配なく合わせられるのも腕次第だそうです。 これらから考えて、将来のリスクはあり。要注意。
⑦ 手指がクサイ。
手袋を取り替えてない可能性がある。他の患者の口を触って手袋を取り替えてない。
また、タバコ臭いのは手袋のまま吸ったからとおもわれる。
いずれも医療人の資格が疑われる。
これらの情報が、お役に立てれば幸いです。
良い医者はいますので、諦めないで、賢い患者になりましょう!!

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