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医者は選びましょう ⑵

  • MSD 指導部(おとな)
  • 2019年11月7日
  • 読了時間: 5分

以下、栄養学からの広がりで勉強した症例です。

② あるクリニックにて 患者と院長の年齢はたいして離れてないような?印象

70代男性

10年前に軽い脳こうそくを起して以降、酒タバコをやめた。

7年前から時々、腹痛が。1年前の検診では大腸の異常なし。

かかりつけ町医者は「年のせい」ばかり言ってたそうです。

胃の検査でも異常は見つからなかったので、

「年のせい。いつもの胃酸を抑えるクスリを出します」

しかし、7年間も効かないクスリを出し続けた気付きのなさは理解できません。

勉強すれば手に入る知識なのに!

「なぜ自分は治せないのだ?」疑問を持たず、平気な顔で医者気取り。

 許せません。

70代のこの患者は、

腹部アンギーナでした。Angina 絞扼(こうやく)感を起こす疾患の総称。

腸の間の膜の動脈が虚血する病気だったのです!

腸の上(上行結腸)などの動脈に栄養を送る動脈の血流が悪くなって→腸の動きが悪くなる。

10年前に脳こうそくを起しているなら、動脈硬化もあると考えるのは当然で、そこからアンギーナも候補に上がらないといけないそうです。

しかしこのクリニックは

アタマから「年のせいで胃酸過多」と決めつけ、

あげく、己のミスかも?疑わず7年間も意味の無い胃酸過多のクスリを「買わせてた」

こういうのは、どんな職業でも出来が悪い。

自分を疑ってみない慢心 → 勉強しない

迷惑な医者です。

患者はお金を払いながら被害者にさせられる。ツライのは全く改善しない。

こんなバカバカしいことはありますか?

みなさん

いつまでも 治せない医者」に、いつまで通っても時間の無駄、人生のムダです。

かかりつけ医だろうと、サッサと見限ることが、自分を守ることにもなるのです。

この患者は、医療人として心ある医師に出会えて治す事ができました。

③ 高血圧の47歳女性 4ヶ月で13キロもやせました!

月に2=3度 食後に吐く。食べられず、なのにお腹は張る。

4ヶ月で13キロもやせるなら!と飛びつきたいと思ってませんか?イケマセン。

急激な痩せは、恐ろしいことになりますよ。

処方されてた降圧剤オルメサルタンドキソミルのせいで 薬剤性吸収不良になってしまっていました。

2012年にはUSAから報告されていたにもかかわらず、その医学報告を知らなかった医者のせいです。

「22人中15人にも薬剤性吸収不良が発症した。オルメサルタンドキソミルのせいで絨毛突起がヘタり(萎縮)、食事からの栄養が吸収できなくなってしまう」

栄養が吸収できない=太らず済む、などと喜ぶレベルではありません。

なんども言ってますが、

「ビタミン。ミネラルがなければ人間は生きられない」

薬剤性吸収不良では、命のきずな「ビタミンミネラルも吸収できない」のです。

当時、まだ47歳だったこの女性はコルサコフまでなっていたのです!!

コルサコフとは「作話

作り話を、嘘をつく気はなくても、作り話をしてしまう。認知症状です。

この女性の作り話のせいで、診断がむつかしかったそうです。

娘さんと来院したのに「1人で来たと」言ったことから、この患者を担当した総合診療医は違和感を感じ、娘さんに話の正誤を確認することで、コルサコフが出てることを突き止めました。

B1欠乏症で心不全の1歩手前でした。

町医者のミスで人格がおかしくされ、死にかけたのです。

早速、B1投与し、降圧剤オルメサルタンドキソミルを止めさせて、改善してたのですが . . .

患者の悪いクセの例 → 再び問題の町医者へ通ってた!

また、再来院の際に血圧が正常であることでピンときた総合診療医は、この47歳女性に

「またあのクスリを飲んでるのですか?」

「はい。元気になったのでいつもの町医者へ」

この女性は、全くわかってなかったのです。

降圧剤オルメサルタンドキソミルをまだ、使ってる町医者は信じられないが、実在してるから迷惑。

いつもの医者のせいで死にかけたことをなんと考えるのか?

患者は、キチンと理解して、愚かなチョイスをしてはいけない例です。

③ 28歳女性

手が震えだして1カ月。

3週間後には、突然、何度もつまずいたり転んだり。

ちょっとぶつかっただけで後ろへひっくり返った。

彼女は、胃のムカツキが気になって行ったクリニックで [ 胃薬と睡眠導入剤 ] を処方されていた。「クスリで気分が良くなって、胃のムカツキはなくなり、よく眠れるようになった」

しかし、

総合診療医(女医)は「 パーキンソン病なら、手の震えは片方から始まるのに、患者は両手が震えてる」を見てとって . . .

「胸は張ってませんか?」

患者は、オッパイが張って、ブラにシミが付いてたのを思い出した。

そこから女医は、患者のドーパミンが遮断されてると確信。

そこで、飲んでるクスリを確認したら!

スルピリド

効果が早いので「あの医者、よく効く」評判が欲しい町医者は使う。

だが、スルピリドはリスクあり。

副作用が多数報告されてるクスリなのに、そのクリニックはよく効く評判を最優先したのか?または、副作用の報告すら勉強してなかったかのせいで、彼女は被害にあいました。

彼女は薬害性パーキソニズム でした。

 スルピリドは副作用クスリの1つ。有名?(悪名?)で知られている!

スルピリドは、ドーパミンをブロックしてしまう。抗うつも。

ドーパミンは、オッパイを出すプロラクチンを必要な時しか出さないが、

遮断されると、プロラクチンは大量に分泌され→オッパイが出る。

スルピリド、リスパダール、ルーランなどカワイイ名前ですが、

「抗精神薬」での副作用はパーキンソン病そっくりです。

この女性のように、社会生活に問題が出ます。

まだ、いずれにも関係ない読者のみなさんも、ぜひ、知っておきましょう!

 
 
 

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