効かない薬!大量処方 ご用心!
- MSD 指導部(おとな)
- 2019年11月7日
- 読了時間: 4分
ご注意!
効かない薬を出す医者の割合が多いことが発表されました
なんとかして、良い医者を見つけましょう!
風邪をひいた時、とりあえず市販薬を飲む人は多いと思います。
お仕事をされてると、医院へ行く時間や待つ時間が取れないものです。
しかし、確実に治したいとおもったら医院へ行きます
「風邪ですね」と診断されて注射と投薬。
でも、その内科で処方された薬が全く効かないことが少なくない・・・
それは、誤診というものでしょう。
10月28日付のニュースで報道されたのは、以下。
・全国健康保険協会が、加入者約4000万人の 診療保険明細を分析。
・急性上気道炎(いわゆるカゼ)の患者に対する抗菌薬の処方の実態を調査。
・結果、
的はずれな抗菌薬を処方されていた患者が 31.4% もいた。
(2015年は、もっとヒドく 43.6% も!)
・2017年度の 効かない抗菌剤を処方した都道府県別の率
福井県の誤処方 26.6%(最少)
奈良県の誤処方 48.9%(最多)奈良県ではカゼをひかない予防が一層大事。
もし風邪でなかったら、もっとよくない結果になってしまう。
この数字からわかるのは、
患者の半数に無駄を押し付けていたということ。
それに気付いてない医者ならば、医療人とは言えるだろうか?
患者側は、治りたくて診察にいきます。逆に苦しめてはいけません。
勤勉にならなくてはいけない。 人を診るのですから!
患者側も、医院や医者・クリニックについての情報収集を、日頃からしたほうがよいでしょう。
どんな職業でも、腕が良いとか優れてる方々は常に勉強する「姿勢」を崩しません。
その逆は . . . なぜか勉強しない稽古が見られる。そして、他へ迷惑をかける。
個人へも、団体や町や自治体や国へも迷惑をかけることになります。
(知人が務める形成外科には、A美容外科で失敗された患者が少なからず(!)だそうだ。のうのうとTVCMしているが・・・みなさん、くれぐれも注意してCMイメージ戦略を信じないことです)
美容外科は自費だが、
内科での誤診も誤処方も、国費が補助金である。
決しておろそかにしてはいけない。
患者は、カゼを治したくて町医者や病院へ行ったのに、
意味の無い薬に無駄なお金を払わされたあげく、治らなかった。
それが、10人に3人も4人も。奈良では半数がそうなのだ。
的はずれの薬を処方する事は「まともに診察・診断ができなかった」証。
そうでなかったと決して言えない。
現に、まさにそういう人を知っています。
町医者(小児科・内科)で誤診され、注射も薬も効かなかった女性は、必死で耳鼻咽喉科を訪ねた。声すら出せなく悪化した彼女は、筆談で院長と会話。勉強されてる印象の院長に助けてもらったと話してくれた。
その時に「もし、明日だったら入院だったね」と。
カゼでも軽く思わないことです。
的はずれな抗菌薬は、後々までタタリます。
「抗菌薬ってなに?」 細菌を殺す薬です。
病気の原因は外敵。
外敵には「細菌」と「ウイルス」があります。
抗菌薬が効くのは細菌。
ウイルスが原因のカゼには 抗菌薬は効かない。(インフルエンザウイルスなど)
それどころか、「耐性菌」を増やしてしまう!
↓
これが、
[ 誤処方をすれば、後々まで患者にタタる ] という意味です。
(キモチ悪い例ですが、ゴキブリも殺虫剤に耐性をつけてるというCMがありました。効かないことの怖さ・・・)
自分の身は自分で守りましょう
良い食事・良い運動で日頃から自己免疫を強くする生活をしましょう!
ちょっと詳しく
細菌もウイルスも 目で見えませんので、
どっちも同じように思う人は多いでしょう。
しか〜し。「細菌とウイルスは ぜんぜん別もの」です!
サイズも全く違います。
食中毒にも
サルモネラ菌・ブドウ球菌などの細菌性と
ウイルス性食中毒(小型球形ウイルス(SRSV)など)のウイルスが原因で起こる食中毒があります。
他の食中毒の原因は 自然毒(きのこ・ふぐ)、科学毒(メチルアルコールなど)。
細菌 bacteria
単細胞の微生物で,核膜のない原核生物の一群。球状・桿状・螺旋(らせん)状などを呈し,葉緑体ミトコンドリアなどをもたない。原則として二個に分裂してふえる。動植物に対して病原性をもつものもあるが,広く生態系の中にあって物質循環に重要な役割を果たしている。分裂菌類。バクテリア。 *発酵食品のバクテリアも細菌です。
ウイルス virus
最も簡単な微生物の一種。核酸として DNA か RNA のいずれかをもち,タンパク質の外殻で包まれている。動物・植物・細菌に寄生し,その生合成経路を利用して増殖するものが多い。濾過(ろか)性病原体。

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