ビタミンB群は脳に不可欠!B群不足は降圧剤のせいもあります
- MSD 栄養部
- 2017年9月21日
- 読了時間: 3分
ビタミンB群・脳には不可欠!
・B群不足による病気「その降圧剤は大丈夫??」実例
・B1・B2・B6多く含む食品
・男女の必要量
B群不足による病気「その降圧剤は大丈夫??」実例
ある女性の症例です。
47歳 主婦「食欲ない。4カ月でー13kg !」
この人は、
・半年前から偏食。野菜を食べてなかった。
・少し食べたら お腹が張る。
・食後に吐き戻す。
・ついに「作話」(B1欠乏症です。咄嗟に話を作る。嘘だがほんとうのように聞こえるところがコワイ)
・心不全を起こしかけていた。(B1欠乏症で心臓機能がダウン。死亡あり)
この人は、7年前から降圧剤を服用。
(町医者がダメだったので、慢性胃炎かな?と診断されていた)
この人の場合は、町医者が出しつづけた降圧剤のせいで、B1・B2が吸収できなくされていました。B1とB2欠乏症になっていたのです。
「薬害性吸収不良シンドローム」
(薬害性とは、薬の副作用による病気です)
オルメサルタンメドキソミル(長い名前です)
町医者が使うくらい最もよく処方される高血圧のクスリ。
ただし、「絨毛突起の萎縮が起きる」(2012 USA報告 22人中15人も)
1〜3年で発症。(オルメサルタンメドキソミルを止めれば、絨毛突起が戻る)
いかがですか?
B群の絶対的必要さを感じてもらえれば幸いです。
栄養学は毎日に役たちます!
中高の家庭科でも、これくらい教えて良いと思いますよね。
B1:女性は日に1.1mg 、男性は1.4mg 必要。
以下、多く含む食材です。いろいろメニューを思いついてみましょう!
先ず、B群の多い玄米を主食として、「煮る」「蒸す」で。「焼く・揚げるはB群の損失が多い」
BI(100g中)豚ヒレ0.98mg・豚モモ0.90mg ・国産大豆0.83・インゲン豆0.50mg・小豆0.45mg・枝豆0.31mg
豆類は塩茹でだけでもオカズになり便利。スープや煮炊ものの具材に。
ミキサーにかけてソースやディップやポタージュに。
コメ油(悪玉コレステロールを下げる働きあり)で炒め物に、と万能です。大豆製品も、もちろんB群を我々に与えてくれます。
B2:女性は1.0mg,、男性は1.2mg必要。「煮る」「蒸す」で。
(100g中)ドジョウ1.09mg・うなぎ0.74mg・サワラ0.35mg・マッシュルーム0.29mg・アジ0.20mg
サンマ・チーズ・ヨーグルト・納豆などなど。
*レバー類にもB2は多いです。が、プリン体とコレステロールも多い。余計な成分を取らずにB群だけを摂取できるサプリメントはオススメです。
*お魚は「焦がさないこと!」焼き色にこだわらない方が新しい調理法です。
焼き色はAGE(終末糖化物質)という、全身を老化させるモノですから。
*魚は鍋が良いですね。水(ダシ)に溶け出たB群は、ぜひ体内へ入れなくては!
B6:女性1.2mg 男性1.6mg
(100g中) ミナミマグロ&本マグロ1.08mg・カツオ0.76mg・ササミ0.66mg・サンマ0.51mg・鮭0.64mg・サンマ0.51mg・ブリ0.42mg・トラフグ0.45mg・サワラ0.40mg・鴨0.61mg
海苔・きなこ・黒砂糖(お料理にはきび糖や粗糖を)・抹茶
*ニンニクやピスタチオにも多いですが、100gは多いです。
いろいろなものに、少し加えると良いでしょう。

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