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こどもの骨のこと 腰のほね

  • MSD
  • 2017年3月30日
  • 読了時間: 2分

椎体終板の骨性成熟過程 Orthopaedics 2003 9月

発育期のこどもに対する教え方やダンスや運動のやらせ方には

知識が必要と再三、お話しております。

ムリや無茶に耐えるかどうかは、将来、発症してわかるもの

指導には適切な加減は必要なのです

成長期の腰椎のことを

ちょっと詳しく具体的にご紹介しましょう。

発育期(成長期のこども)の腰痛や下肢(脚)痛の原因:

13歳以下に多い椎体限局後方終板障害と、

18歳頃の椎間板ヘルニア(髄核が飛び出て神経に障ること)

   どちらも痛み方は似てますが別の病気とのこと。

椎間板は胎児3週間頃から作られ始めます。

5〜8歳で椎体中央と外側の椎弓根部の骨や終板のふちが変化し、

12歳頃から椎体に癒合していく。

18歳頃には ほぼ出来上がる。

   つまり、高校卒業までは成長期なのです。

発育期 腰椎椎間板、終板の模式図

腰椎 うえとよこから

椎間板の構造

背骨・腰骨の間には椎間板というクッションがあります。

椎間板は

水分をタップリ含んだ軟骨性の繊維がディスク状に集まって「繊維輪」を作ってくれてます。

椎間板の中心はゲル状の「髄核

これらが団結して、ヒトの生活での「上からの圧」に耐えてくれてます。

神経根

パフォーマンスや練習中に起こる腰のヘルニアは、

やり過ぎや突然の衝撃によって小さな亀裂が入り

→水分が減っていき

→高さも減っていく

→髄核が亀裂から後ろ側へ飛び出し

→神経に当たって24時間シビれたり痛む症状を発症(腰痛や神経症状)

腰への良し悪し 姿勢

寝るときにうつ伏せが、最も悪いです。

腰痛患者は仰向けには眠れないでしょう。

特に痛みが気にならない程度の人でも腰が沈む状態は悪いです。

立ち作業

片足を台の上に起きましょう。電話帳などでも◯。

足はこまめに交代させます。

ヘルニアは急激な衝撃で起きますので、尻もちをつかせるイタズラは最低行為です。冗談で済ませていけません!

また、トラック運転手にもヘルニア患者は多いようです。

立ち仕事より座り仕事のほうが実は腰に悪いです。

立っていれば足腰で分担する体重を、座ると「腰だけに体重がかかる」と考えてよいです。

さらに上の図のように、腹を突き出す座り方は最悪です。

下に置いた荷物を取ろうとしてぎっくり腰 . . .よく聞く言葉です。

ヒザを曲げなかったために腰だけに負担がかかってしまったからです。

ズボラしないで、

急いでいても、必ずしゃがんで、ふとももと腹筋で立ちましょう。

MSD 指導部

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