夏「キグルミを依頼する側と、実働する側、双方の知識」を喚起する
- MSD 指導部&栄養部
- 2019年8月1日
- 読了時間: 4分
熱中症
着ぐるみの男性の死亡事故がありました。
過去には、集団でキグルミが倒れたニュースもあった。
なんということか・・・
彼はどうやら、風邪気味で自主練をしていた??ようですが、
本人の頑張りが原因の1つになってしまったのだろうと推測されます。
19時、空腹だったのでは?とも。
「キグルミを依頼する側と、実働する側、双方の知識」を喚起する
同じように、キグルミや、
炎天下でのパフォーマンスを依頼される君たちに、
プロのメンテナンスとしての注意点を、再度、勉強してもらおうと思います。
まず、実働しない経営側には、1度、キグルミを着て動いてみる体験をする。
人は経験するまで「見えない・わからない」ことが多い。
実際にかぶってみて、
どれ位窮屈か?暑いか?何分後に自分はへたるか?を知るための作業に。
それを実際にやらずに、現場の改善などできない。
スタッフ・出演者という人材は宝なのだ。

MSDのプロレッスンを受けたプロの中には、着ぐるみ もいます。
キャラショーなどに出ています。
サッカースタジアムでのアトラク中に、強風で飛ばされたにも関わらず、
パフォーマンスをやめなかったキグルミさんは、当時、当プロクラスに通っており、その報告を受けた。(ネットで話題になったと聞いたが、無事でなにより)
ある真冬の現場でのキグルミさんは、半袖Tシャツだった。
踊るわけでもなく、子供らに手を振って歩いたくらいの動きだったが、
休憩に頭部を脱いだその人は汗だく!湯気がたっていた。
いかに内部が暑いかを、まざまざと見た。
キグルミ
注意すべきこと 実働側へ
① 食事は必ず! 空腹でがんばってはいけない。
体内のミネラルは発汗で体外へ出て行く。
ビタミン・ミネラルを軽く考える人が、まだいるが、
ミネラルバランスが崩れると、人は生きていけない。だから死亡事故が起こる。
軽症でも、倒れる。学校で倒れる子は朝食を食べてない。
つまり、予防できることなのだ。
これは肝に銘じるべきだ。
ミネラルについては、ミネラルの記事を、ぜひ、覚える気で読む。
何度でも読み返せば、自分へ入れ込めば、一生の知識を得られる。
君がプロなら、勉強をケチってはいけない。
キグルミ
注意すべきこと 経営側・依頼側へ
① 実際がどうなのか、体験する
いかに辛いかを実感することは、対策を真摯に考える気持ちになる。
その仕事を1度、やってみる。
そこから、危機回避のアイデアは生まれるはずだ。
② 今からゆるキャラ等を作ろうとしてるなら
「動きにくいデザインを採用しない」
歩くのさえおぼつかない短足デザインなど、迷惑でしかない。
見てるのもかわいそうで、決して良いとかカワイイなど思えない。
成功しているのは、キグルミを感じさせないように動けるものだ。
日本は ひこにゃんの成功以降、どこもかしこもキグルミ。
テーマパークでも、だらけ。
テーマパークには開演時には決まったキャラクターが作られていて、
すでにそれぞれに人気があるが、

自治体の場合、
くまモンの成功のような芳しさは見当たらない。
結局パッとしない原因が、
「ゆるキャラさえ作ればナントカなる」と安易に飛びつき、頼る考えと、
そんなものに中途半端な予算を出す体制であることを、自治体等は認識するほうがいいと提言したい。特に税金の場合!!
なぜなら、
「わかってないことから作られたものは、
それに実際に関わる現場の人々の迷惑になる」からだ。
これは、キグルミに限ったことではない。カタチあるものだけでもない。
会社と従業員、企業と消費者など . . . .あなたも思い当たるのでは?
猫とくま、2つの成功例は
① キグルミの出来の良さ(元のデザインと、作り)
② 中の人の能力が高い
①は、見た目の良さ。顔形が可愛らしいとか愛らしいとか。
全身のバランスも重要だ。悪いと印象は良くない。顔がバカデカく短足すぎるなど違和感しかない。
また、過度にマンガっぽいものには、必ず違和感があり、クオリティは感じない。(安っぽい感)
「安っぽい」作りもNGだ。
いかにも安作り、でしか予算を出せないなら、ハナからキグルミなど企画せず、もっと「意味のある広告アイデア」へ予算を使うべきだ。安作りでも、キグルミは何十マンもする。税金のムダは許されない。
② ①が良くないなら、いくら中の人が良くても動けない。
結局は、動くためのデザインであるかと?実物の作り次第 と言えるが、
「中」のサービス精神&プロ根性と動きのスキルの重要性は、くまモンという素晴らしい見本から学べる。
「中」のスキルUPについては当方へ依頼・相談もどうぞ。
③ 提案した通り、管理側こそ、実際にキグルミで働いてみる、
そこから、
下手に実働時間を決めずに、「中」のコンディションに判断してもらうルールの方が良いことがわかるだろう。
30分に1回休み、であれば、10分後に気分が変になっても、あと20分は逃れられないことになってしまうからだ。
実働・現場があってこそ 物事は回る。
正しい知識をもってこそプロと言える。
依頼側も受ける側も、正しい知識の勉強と、実際を知る体験は、
ケチらない体制であってほしいと願う。
二度と、同じ事故が起きないために。
MSD
あらゆるプロへのステージングトレーニング
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