マチガイだらけのTV日本語 ❌ 聞き馴れても間違いは間違い 決して真似しないこと
- MSD プロ指導部
- 2023年3月13日
- 読了時間: 7分
更新日:2024年5月8日
INDEX
1、❌「高級な感じで、敷居が高い」
2、❌「やられる」
❌「お食べになる」
3、 「〜たり、〜たり」
4、❌「〜は耳障りが良い」
5、❌「おめでとうございました」祝辞は動詞では無い
6、「ありがとうございました」今のことなのに過去形?
数の多さは正しさの証拠ではない。
7、「〜しちゃいます」は放送標準語ではない
8、公共の電波でしゃべる=強制的に不特定大多数に聞かせる
レポーター、芸人、番組の台本に多すぎるニセ日本語 アナウンサーでさえニセ日本語。 (日本語をしっかり勉強する外国人の方が正しくきれいな言葉使い) 昔は「公共電波だから間違いなく!」TV局は厳しかったらしいが、ずいぶん前からダルダル。 各局には、出版の校閲に似た工程は無いのだろうが、誰一人として、マチガイ言葉を指摘、注意しないのか? 公共の電波放送には大きな責任がある。
公共の放送の危ないところは、 ウソ、ニセ、マチガイなどを悪い癖のように垂れ流し、国民の多くにマチガイ感染させてしまう事。 子どもが、悪いことばの方を早く覚えるように、TVラジオでのマチガイは、老若男女へサッサと感染させてしまう。 感染源も移る方も、中身から先進国になりたいものだ。
今1度、日本語チェックされてはと思う 言葉を仕事にするプロたちは、母国語を間違わない努力が要る時代のようだ
あなたがもしマチガっていて、誰かのクセになる可能性はある。 逆に、あなたがきれいな話し方をすれば、綺麗言葉を広める人に、あなたがなる可能性もある。 あなたが言葉で仕事をしているなら、プロの誇りを持って正しい日本語で話そう! 以下、最も気をつけるべきにほんごのマチガイ集 1、最低のマチガイ ❌「このお店は、どれくらいやられてますか?」 言葉通りに訳すと「どのくらい被害をしてるか?」 意味不明。丁寧に言いたかったのだろうが、大マチガイ。 TVラジオは、責任とって やられる病を社会から改めれば良い。 ◯「行う」意味の「やる」「する」の尊敬語は「為さる(なさる)」 ❌「やられる」は、「してやられた」のように「被害を受けた意味」である。
絶対 言わないこと!
正「何年なさってるのですか?」
「なさっておられますか?」
アドバイス 1
丁寧な言葉使いは、言葉数を決してケチらない。
「する、行う」が「なさる」
「来る」は「いらっしゃる」
「言う」は「おっしゃる」
「座る」は「座られる」など、
このように丁寧語は、必ず文字数は増える。
注意:❌「お食べになる」「お食べになられる」
慌てて不慣れな丁寧語を言おうとしたか?
正解「召し上がる」
アドバイス 2
質問は、具体的に伺う方が丁寧。
「どのくらい経営されて / 携わって/おられますか? 」
2、完全なマチガイ1
❌「高級な感じで、敷居が高いです。。。」
「敷居が高い」意味を 読者はすでに理解済みだろう。
「恩を仇で返した失礼なことをした人の家には、とても訪問できない。まるで敷居が高く聳え立っているかのように恐れ多い」。。。と言う 自己反省による恐縮の思いを表す言葉である。
このレポーターや芸人らは、1度も行ったことすら無い店に、どんな不義理をできたのか?不可解さがピンと来ただろう。
アドバイス
正「高級な感じですね、気後れします」
不慣れなのでビクビクする表現は「気後れする」が最適だ。
3、 耳障りな流行り
「〜たり、〜たり」
間違いと言えるかどうかギリギリ。
しかし聞く限り、100%近くは「〜と〜です」と スッキリ話せる内容だ。
「〜たり」の注意点:
・3つ以上列挙しないなら変。巷にはたった1つしか例を挙げないのに「たりたり」は不適切。
・自分以外のことを言うのは止めよう。
「〜たり」のニュアンスは「褒めない内容」「反感あり」など好意的で無い(文句ニュアンス)の言葉だからである。
流行りには、このようなギリギリアウトなケースが多い。
以前のギリギリアウト
ほうほう病:「商品の方こちらです、お釣りの方〜円です、袋のほう、どうしますか?」
耳障りだという社会の意見が膨らみ、面接を控えた学生に注意した高校 大学や、ラジオDJも指摘したりと、当時は社会が、不要な流行り言葉の改善に取り組んだ。その成果か、最近は、ほうほう病は減った。
悪い癖を直させるのは、どんなことも簡単ではない。
期間はかかる。
だから、悪いことを悪いと指摘し続ける期間は必要なのだ。
少し前の「ほぼほぼ」
なんでもかんでもこれを繰り返す人が多かったが、重要な内容だが軽くごまかしたいケースによく聞かれた。
(例:町の歯医者が患者へのリスクを軽く誤魔化そうとしたか?、案の定、そいつは医療ミスをして(誤魔化そうとする程度が良い腕なはず無し)訴えられたと知ってる。携帯ショップにしろ、聞く方も大したことに聞こえない作用のある言葉なので、相手の不利益は告知しなくてはいけないが、軽くスルーさせる企みを含む悪い方の便利な流行りだった)
耳障りだったが、「ほぼ」廃れてヤレヤレである。
4、完全なマチガイ2
❌「〜は耳障りが良い」
キムタクがやってしまった大マチガイ。
「障る」「触る」の区別は絶対だ。意味が全く違う。
「障る」は 「障害」「害」を表す「嫌なもの」の意味。
耳障りは「聞きたくない音、言葉、ニュース、イラッとする」表現。
「触る」はテクスチャー。彼はおそらく「聞こえる感じが良い」と言いたかったのだろう。
しかし「耳障り」は1つの出来上がった単語である。
(耳触りという日本語は無い)
皆さんは 大丈夫だろうと思うが、再認識して、しっかり覚えて、後輩へも伝える人であってほしい。
5、❌「おめでとうございました」 キッパリ指摘する。かなり恥ずかしい。 「おめでとうございます」は1つの完成形の祝辞である。 「おめでとうございます」は動詞ではない。 動詞でない → ムリヤリでも、過去形にはできない。 某公共放送には、今さっき勝利した力士に「おめでとうございました」と言いたがるアナがいる。固執してるのか言い癖か知らないが、間違いはマチガイである。局は要指摘。 祝辞は時世の活用をしない。 更なる問題アリ。 相手を祝う何かの成果に対して、他者が軽々に過去のものに扱わない事! プロの礼儀であるし、そもそも社会人としての礼儀である。 アドバイス 祝い事が、数日より以前のことならば、 「(日時)の(結果、祝い事)は、おめでたいことでございました(ね)」が適。 言葉足らず 6、「ありがとうございました」 問題点は? 「これさえ言えば、場面転換ができる」の印象である。 例: 現地から一般の人がレポートしてくれたコーナーの締めが、あっけない「ありがとうございました」だと感じたことはあると思う。 その人の名前+何に対しての礼か は言葉にすべきだ。 「〜さん、〜のお話ありがとうございました」 と、ありがとうだけとは1秒しか変わらない。 丁寧さは言葉をケチらない事。 先程、おめでとうに過去形はない と指摘したが、 「ありがとう」も、一流のホテルパーソンは過去形で言わない。 「お客様とのご関係を終わらせたくないので」 当方も「ありがとうございます」で表すことを心がけている。 実際に過去の事柄には「〜ました」表現になるが、 その日のことについて「今日はありがとうございました!」 こう終わらせるよりも 「今日はありがとうございます!」 嬉しい気持ちが継続してる表現の方が好ましい。 「大勢がそう言うから」「今流行ってるから」を、あなたの理由にしてはいけない。 数の多さは正しさの証拠ではない。 あなたが、例え子どもでもプロならばプロとして考える。 成人として、社会人として、母国のきちんと整えられた言葉をどう使いたいか? 心を持って、向くべき方向を見ながら、 自分と話し合えば、あなたは良い言葉を世間に聞かせる良いプロへ向かうだろう。 7、「〜しちゃいます」 放送標準語ではない地方語だが、軽々に言う人が多い。 「〜してしまいます」が丁寧に聞こえ、「〜です」が聞きやすくて良い。 ムダ語不要、スッキリ言葉を届けよう。 TVラジオで喋ることに馴れすぎて普段語でも平気になってそうだ。気さくさの演出か?しかし、他に方法はあると思う。 8、公共の電波でしゃべる=強制的に不特定大多数に聞かせる こう思って丁度いいだろう。 もしも、うっかり、視聴者よりエラくなった気分に陥ると態度に出る。カッコ悪い。 MSD振付・ステージパーソンへの指導、ステージイリュージョンマジック振付、ステージパフォーマンス振付、ミュージカル振付、演劇振付、コンサート振付、オリジナル盆踊り振付、歌へ振付、演歌への振付、イベントへ各種アーティスト派遣・出演、劇中への振付、様々なアーティストへのカラダ指導と振付、振付 大阪 京都 神戸
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