プロとしての栄養学タンパク質とアミノ酸②「非必須アミノ酸」
- MSD栄養学部
- 3月31日
- 読了時間: 3分
栄養学を知る事は、君たちの味方になります
非必須アミノ酸のメンバー
アスパラギン酸、アルギニン、グルタミン酸、シスチン、チロシン、
グリシン、セリン、ブロリン、アラニン
アスパラギン酸
・オキサロ酢酸(TVAサイクルに関与)を生じさせ→窒素代謝・エナジー代謝を高める=(1 )への抵抗力をUP。
・人体に有害なアンモニアを排泄。
・尿合成を促して毒を除く事で、脳中枢神経を守る。
・神経伝達物質の原料。脳と生体反応の正常に関わる。
必須アミノ酸と同じ食品+アスパラガス、しらす
注意:
・特定のガン細胞(乳がんがそうらしい)を元気つけてしまう。
・アスパラギン酸分解酵素を投与されてる患者にはNG
答え 1 疲労感

アルギニン
・成長ホルモンの合成。
・免疫と心身を活性と強化。
・体脂肪燃焼。・筋肉強化。
凍り豆腐、湯葉、小麦胚芽、大豆、ゴマ
注意:成長期に与えすぎると巨人症になる。
欠乏症:肌荒れ、関節の肥大化
グルタミン酸
・脳神経伝達に関与。
・エナジー代謝&窒素代謝
・脳に有害なアンモニアをグルタミンに変換。
かつお節、湯葉、凍り豆腐、強力粉(パン パスタの粉)、大豆
過剰症:しびれ、のぼせ、神経症、味の素シンドローム(ボストンで発見された)

シスチン
・髪と(2 )に多い
・ブドウ糖代謝
・タウリンを作り、胆汁酸(脂肪を乳化して消化吸収に重要な役割を果たす)の成分。
・解毒作用。活性酸素、有害物質を排泄。
すじこ、スキムミルク、牛赤身、マトン
答え 2 爪

チロシン
・体内でフェニルアラニン(必須)から転換され、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、メラニン、チロキシン&トリヨードチロシン(甲状腺ホルモン)の原料となる。
かつお節、スキムミルク、チーズ、無着色たらこ
欠乏症:子供の知能障害、成長発育障害、精神知能障害。 大人の精神異常、無気力、寒がり、低体温

グリシン
・抗菌&酸化防止
・コラーゲンの主成分
・血中コレステロール値の低下
かつお節、凍り豆腐、湯葉、伊勢エビ、ゼラチン
もう少し、詳しく知りたい人へ
蛋白質 protein プロテイン〔自然科学ではタンパク質と書く〕
約20種類の L-α-アミノ酸からなるポリペプチドを主体とする高分子化合物の総称。
組成上の分類
① アミノ酸だけからなる単純タンパク質と,
② 核酸リン酸脂質糖金属などを含む複合タンパク質とに分けられる。
分子形状からの分類
① 繊維状タンパク質と
② 球状タンパク質とに分類される。
多種多様な種類機能
① 生体内の化学反応の触媒となる各種の酵素,
② 生物体を構成するもの(コラーゲンなど),
③ 運動をつかさどるもの(アクチンミオシンなど),
④ 各種のホルモンや抗体など,
いずれも生命現象の本質的な役割となる。
そもそも・・・
【アミノ酸】
塩基性のアミノ基 -NH 2 と酸性のカルボキシル基 -COOH とをもつ有機化合物の総称。タンパク質の構成単位で,タンパク質を加水分解して得る。
α-アミノ酸(アミノ基とカルボキシル基が同一の炭素原子に結合)が最も重要。
*タンパク質を構成するアミノ酸はすべてα-アミノ酸である。
グリシンアスパラギングルタミン酸リシンなどが代表的
【窒素代謝】
生体における窒素、およびその化合物の同化異化および排出の過程。
ある種の細菌は遊離窒素を取り入れて無機化合物に変え,
植物は一般に無機窒素化合物を吸収してアミノ酸タンパク質に合成して用い,
動物はこれらの有機窒素化合物を窒素源として利用している。
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1 疲労感
2 爪
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