美術展へ行こう1 芸の先達の仕事から「人となり」を想う
- M SD
- 2017年1月14日
- 読了時間: 3分
あらゆる芸はあらゆる芸の先達から学べます
パリのルーブル美術館
洪水のような大作品群
驚きと感嘆に包まれます
鑑賞には、2日はほしいですね
ルーブルは
かつての宮殿です。その空間すべての魅力的だったこと!

Νίκη της Σαμοθράκης 大階段『ダリュの階段』の踊り場に『サモトラケのニケ』!
見た瞬間、ダッシュしてしまいました。


彼女のハムストリングスにぞっこん。小1時間は眺めました。
この写真の斜め後ろがベストポジション。ゼヒ筋肉鑑賞も。
腹筋よりも、女性らしい丸みが表現されてます

透ける薄い布が、風になびいてます
ボディにまとわりついてる薄い布の表現も秀逸 . . .
(大理石であることを忘れさせます)
見事な大腿

Victoire de Samothrace / Winged Victory
ニケがルーブルに来るまで
1863年 最初の発見シャルル・シャンポワゾ(フランス領事)により胴体部分発見。続き 118片の断片となっていた片翼発見。
1884年に復元。ルーヴル美術館『ダリュの階段踊り場』に展示開始。
1950年 右手 発見。ルーヴル美術館に保管(手は広げられている)
紀元前261年頃?紀元前190年?説は様々なようですが
素晴らしい美意識と技術は間違いない事実ですね!
Venus de Milo
ヴニュス ドゥ ミロ(ミロのビーナス)

やっぱり、美しいものは美しい
ビーナスの全身には「黄金比」がちりばめられているそうです
「ミロ」は発見地ミロス島のロマンス語形
「ヴィーナス」はラテン語名ウェヌス(Venus)の英語読み
1820年4月8日 ミロス島(オスマン帝国統治下)で発見
教科書で見て以来、興味深々だったエジプトコレクションも堪能。
レオナルドダビンチ
「画家は自然を師とせねばならない」
さすがの植物描写です
(自分を画狂老人といった北斎も似てます。観察を徹底した)

レオナルドといえば「ラ ジョコンド」
LEO51歳〜67歳まで手を加え続けたスフマート画法の傑作
「輪郭線など自然界にはない」LEO談
線を煙のように指でぼかす技法です。
肖像画は、まるで生身のようでした

ところで、長らく「この女性は、誰?」
なんと男説まであったという(苦笑)
製作現場に一緒にいたラファエッロ・サンツィオが
スケッチを残しているので ”男説”はオバカな話です。
2008ドイツ大学図書館で発見された
1503年の本LE VITTE DE' PIV ECCELLENTI PITTORIの書き込み


ジョコンド夫人のLISA
と書かれてます。
フィレンツェの富豪
リザ・ゲラルディーニ説が
最有力に。
Monna Lisa スケッチ中、レオは彼女が微笑んでくれるようにピエロや演奏で楽しくさせたらしいです。
「LISAは超美人さん」とありますね

ジャック-ルイ・ダヴィッド『ナポレオンの戴冠式』(部分)
ルーブル美術館屈指の大作
妃ジョゼフィーも大変美しく描かれています。
衣装の生地は、触れたくなる質感でした。


ダヴィッド本人です。戴冠式をスケッチしてる様子。絵ではかなりナポレオンや場面を美化してるそう。
今回は
ルーブルのごく1部の、有名どころをご紹介しました
オルセー美術館や
各国の美術館で本物を鑑賞すると、
今日でも世界的に巨匠と言われる有名な作者たちが、
「巨匠」と呼ばれ続ける理由が
納得できます。
(特に元 宮殿や駅舎だった美術館は建物自体の魅力もあります)
「実物の作品」を「実際に観る」と
巨匠と評される続ける理由が
体感できるのです。
人は
実体験がなくてはモノにならないもの。
バーチャルではダメ。知った気になるだけ。
そう思い知らされるのも糧です。
優れた美術館には 嬉しい糧がイッパイです!
一流と言われ続けられてる作品を
実際に観て
あなたが「実際に感じたこと」は
あなたの近い将来に
必ず良い影響を与えます
MSD 指導部
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