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「免疫力」自分へ説明できますか?

  • MSD指導部
  • 2019年1月10日
  • 読了時間: 4分

MSDが推奨する「プロとしての自己管理知識」

「免疫力」ザックリ説明できるようになろう!

「我々が、もしも免疫細胞を持ってなければ、すぐ死亡する」

免疫細胞の研究者の発言です。(それどころか、生存は不可能でしょう)

我々が、気付いてなくても

免疫細胞は、寿命いっぱい使って、

敵(ウイルス・細菌・カビ菌など)と日々戦ってくれている。

  その寿命:数日〜数ヶ月

そんな 有り難い「免疫」を、ザックリですが、勉強してみましょう!

詳しくは

京大再生医科学研究所・再生免疫学分野 河本宏 研究室

 http://kawamoto.frontier.kyoto-u.ac.jp/public/public_008.html

(河本氏は、バンドを結成し免疫ソングを作ったりされる とてもファンキーな研究者です。サイトは一般向けへわかりやすく書いてくれてます。このページ内のイラストも河本氏の手によるものです)

我々には備わっている免疫細胞たちのこと

・免疫細胞はいくつも種類がある

・それぞれに役割分担があり、任務がある

免疫は白血球と呼ばれる。

白血球グループには Tリンパ球 Bリンパ球(抗体を製造。敵とくっついて溶解) 好中球 好酸球 好塩基球 NK細胞 キラーT細胞 ヘルパーT細胞 樹状細胞などがある。( 傷口などに見る白い膿は、病原菌や細菌と戦って死んだ好中球 )

・NK細胞は 敵の腫瘍細胞を融解し、やっつける。

・マクロファージは、敵を食べてやっつける。

・キラーT細胞は、他の細胞や異物を攻撃する。

あなたの体内へ侵入した敵は、樹状細胞が発見&捕まえて自分の中に取りこみ、特徴を覚え

→樹状細胞はリンパ節まで移動し自分の覚えた異物の特徴をTリンパ球に教え込みむ

→T細胞も、正体をチェックする

→T細胞が「敵」と見抜いたら、狼煙(サイトカイン)を上げる

→サイトカインの合図を受けたマクロファージが現場へ急行し、敵を食べてやっつける。

(樹状細胞がガンを敵として取り込み&特徴をリンパ球に教えるので、リンパ球が直接がん組織を攻撃することができるようになる)

 ちなみにザックリ・・・

ノーベル賞を受賞された本庶 教授の研究は「T細胞にあるブレーキ」の発見から始まった。

「PD-1ブレーキ」

現行の免疫療法では、改善しないガン患者が居る理由がPD-1ブレーキだ。

 ガン細胞自体が、このブレーキを作動させて弱らせたりする。

なので、

このブレーキを外せば、T細胞は再びパワーUPし元気になる→ガン細胞をやっつける・・・という発想(仮説)からの研究が実を結んだ事で、世界のガン患者の朗報となり、ノーベル賞受賞となりました。

免疫を知れば、有り難い気持ちになるでしょう?

もし、

なにをすれば免疫細胞くんたちが弱るか?すら知らずに、

マイナスな行動や選択を続ければ . . . そこに 礼義の心 はあるだろうか??

 一生かけて健康に生かそうと全うしてくれる細胞たちに対して。

*免疫を弱らせる行動

喫煙(絶対ダメ!)・受動喫煙(絶対ダメ!)・夜更かし・徹夜

添加物・偏った食事・4〜5時間以上の空腹・体を冷やすこと(裸足や足出しファション)

MSDが「自分へも礼義を持て」という教えの意味の1つはここにもあります。

免疫細胞くんたちにパワーUPしてもらう 具体的な行動

① 体温を上げる

② 筋トレ

③ 免疫細胞のチカラを上げる栄養

まとめ問題

上記から、誰もが 出来る行動を、考えられるだけ述べよ

イラスト

京大再生医科学研究所・再生免疫学分野 河本宏 研究室

 http://kawamoto.frontier.kyoto-u.ac.jp/public/public_008.html

顆粒球とB細胞が製造される臓器

造血幹細胞のいる臓器でつくられます(赤血球や血小板と同じ)

胎児期は肝臓で、生まれてからは骨髄でつくられます。

T細胞は

胎児期〜生まれてからも胸腺という臓器でつくられます。

胸腺はT細胞をつくるための臓器。(名は「腺」ですが、ホルモン分泌は行わない)胸腺は心臓の少し上にあって、ヒトの場合は子供の頃に一番大きくなり、思春期以後、年齢とともに小さく消えていく。

誰でも、一生、思春期までに製造されたT細胞で生きていくことになります。

B細胞とT細胞はそれぞれ骨髄、胸腺で (一応) 成熟する

成熟したら血液中へ出て行きますが、ヘンテコな細胞は消去されるそうです。

試験に合格しなかったら終わるのです。

我々の免疫細胞くんたちは、その厳しさを乗り越えてきたハイスキルな面子なのです。

免疫反応を起こす現場(リンパ節や脾臓のこと)では、

さらに練り上げられ、磨き上げられ、役に立つ細胞へと分化していくのです。

ものすごいトレーニングが行われているのです。

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