日本語もメンテナンス わかっておきたい外国語
- MSD 指導部 mc
- 2017年4月13日
- 読了時間: 4分
某局がアクセント辞典を改定しましたね
アナウンサーなのに普段語を平気で使いすぎている現状が
マシになればいいですね
お仕事で言葉を使う人は勉強を怠ってはいけませんね
好奇心を持って「知るワクワク」を得ましょう!

MC・レポーターと台本や脚本ライター達へ
『わかっておきたい外国語 1』
コンシエルジュ(ジェ、ではない)
[ concierge ](kɑ̀(ː)nsiéərʒ 近い発音はコンシエフジュ)
フランス語 「守衛・管理人」
フランス人の専門職の呼称は独特。
例えば、香水を作る「調香師」
香りを嗅ぎ分ける能力に長けたエキスパートです。
彼ら・彼女らは「Ne」と呼ばれます。
意味は ずばり「鼻」
(ホテルにおいて、なぜいつから
案内係を「守衛」と呼ぶようになったのか?はさておき)
コンシエるジュの本来の意味を分かっておけば、
チグハグなミックス語を使わないで済みます。
なんにでも ◯◯コンシェルジュ は滑稽です。
言いたい事は分かりますが
「日本人はテキトーで物知らず?」と印象つけられる事は気に入りません。
初めて訪れる飲食店に対して「敷居が高い」と言う事と同等に滑稽です。
不義理してしまって恥ずかしく、とても顔向けできない=敷居が高い
日本人によくある、
「現地で変な顔をされた・笑われた・通じなかった」
それは、「間違いと知らずに聞き覚えてしまった」からです。
つまり、
公共の電波等で間違いを言い続けた側の責任なのです。
(多分、喋るか書くかのプロでしょう)
どの仕事にも責任はあります。
MC・レポーターと台本や脚本を書く人達へ
『わかっておきたい外国語 2』
ソムリエ
[ sommelier ] (sʌ̀m(ə)ljéɪ|sɔméliə ソムリエ)
フランス語 「ワインの専門知識を訓練し、
料理との好相性を客のために選ぶ専門家の男性」
sommelière ソム リエーハ 同上の女性への呼称
どちらも
「料理にワインを合わせる専門家」ですから、
[その意味以外に使用するのは滑稽 ]
仮に、
あなたが外国で、
例えば、その国での浮世絵の専門家を
「浮世絵棟梁」「浮世絵板前」と呼ばれてると知ったら?
それがお笑いコントでなく、大〜真面目であればあるほど
困り物。
野菜ソムリエ??フランス語圏の人からは滑稽。
意味がさっぱり合ってない事は もうお分かりですね
同じ事や似たような事を、プロなら言わないよう注意しましょう。
どうしても!頑固に!日本語と外国語をくっつけたい!!のならば
◯◯スペシャリスト、又は◯◯エキスパートなら、意味が合います。
「野菜の知識スペシャリスト」と名付けたほうが
スマートで良かったでしょう。
ソムリエとは
フランス語で、
主に高級なレストランにいる、
お客さんが選んだ料理に合うワインを選ぶ専門家を指す呼称です。
女性へはソムリエーハ( R/r はルと読むと決めつけないように。フランス語とポルトガル語では「かすれたハ行」)
MC・レポーターと台本や脚本を書く人達へ
『わかっておきたい外国語 3』
ミルフィーユ
millefeuille (ミルフイユ)フランス語「葉 千枚」
葉っぱを千枚も重ねたようなパイ菓子はご存知ですね。
しかし発音は別の意味を指す発音のまま一向に正されていません。
東京の人気ケーキ店のなかには、
きちんとした発音に基づくネーミングをされてるオーナーがいます。
そのオーナーはフランスでしっかり修行されたと想像できますね。
しかし、正しい表記はまだごく少数。
グローバルと言うなら、ちょっと恥ずかしい事です。なぜなら、
ミルフィーユと発音したらば、その意味は「娘 千人」
❌フィーユ
◯フイユ
気をつけてレポートしましょう。
MC・レポーターと台本や脚本を書く人達へ
『わかっておきたい外国語 4』
『スペイン語の Z 』発音は[θ]
英語の truth[truːθ]と同じ。舌を軽く噛む、あの音です。
スペイン語圏のサッカーや野球選手らによって、
少しずつ正しい発音を知る人が増えてきたようです。
解決ゾロは英語読み。
Zorroはソロ(ただし、rrのラ行は しっかりした巻舌で)
ジェニファーロペスLOPEZ← のおかげで日本人にもサ行に改善の兆し。
❌ゴンザレス・ディアズ、ついでにザラ(←驚)
◯ゴンサレス ・ディアス、本当は サラ
『スペイン語の J・j 』発音は かすれたハ行。
(先のフランス語とポルトガル語のR/rとほぼ同じ発音です)
❌ ジャビエル・ジュアン・ジュリオ・ジョアキン
◯ハビエル ・フアン ・フリオ ・ホアキン
(以上は 標準語としてのカスティージャ発音)
間違わないための語学を知ろう
方言は日本だけでなく、
スペインにも地方語はいろいろあります。
元々、それぞれ別の国でしたので違って当然です。
カタラン(Cataluñaカタルーニャ・バルセロナなど)と
中央言葉(カスティージャ・マドリードから全国、標準語とされる)との
違いは有名です。
アントニ・ガウディ、ジョアン・ミロなのに、
永い間、アントニオ・ガウディ、フアン・ミロと紹介されてきましたね。
カタルーニャはフランスに近いので綴りも似ています。
バスク地方はフランスに隣接していますのでバスク語は、もっと特徴的です。
日本人にもお馴染みのフランシスコ・ザビエル。
中央では サン(聖なる)フランシスコ・ハビエル。
でも本当は、 Francisco Xavier フランシスコ シャビエル。
覚えておくと、いつか役に立つものです。
MSD 指導部
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