ケガと故障・プロなら知るべき『血流と栄養で早期リカバー』を目指す方法
- MSD 指導部&栄養部
- 2019年3月28日
- 読了時間: 6分
プロなら知るべき
血流と栄養で早期リカバーを目指す方法
ケガや故障は身体を使うプロなら当然、あります。
ですから、知識が必要!
根性論だけでは、どうにもなりません。

初期対処をミスしないこと!
「しばらくは使わないこと」
安静不足の末路は覚悟しなくてはいけません。
稀勢の里。場所中のケガを押して見事、優勝。
しかし、その後、早期引退することに・・・
左上腕三頭筋辺りの範囲の広くハッキリした内出血は尋常ではなかったのですから、
「まず治す!」に専念すべきでした。
鳴尾親方は「現役時代は手術直後でも休まず出て10勝した」
プロ力士へのマナーや心構えまで教えてくれた親方を
稀勢の里は恩人として尊敬し、見習ったのですが、間違いは否めません。
『恩を知り、感謝を忘れない人は優秀な仕事をする』
そういう人にこそ、活躍してほしかったのですが・・・
ケガや故障は身体を使うプロなら当然、あります。
だからこそ知識が必要!
根性論だけでは、どうにかなりません。
しっかり「治す努力」が最優先
長期の活躍を望むなら、
真っ先に治す事がファンの為と言うことになる
治さないで潰れてしまうのと天秤にかけるまでもなく判断できる筈です
読者の中にも、
「逆境こそ、なにくそ魂が燃えるタイプ」がいるのでは?
「ケガは自分のせいだ、だから無理を押す!」と。
(このタイプは「勢いだけで突っ走らない用心」を覚えよう)
あなたが、そのタイプだろうとなかろうと、
依頼を受けた以上、
現場は
より良く納めなくてはいけません。
常に
可能な限り
良い時間を提供できる事を考える
physical exerciseと
How to eat と
Stretching with deep breathの知識を駆使できる自分になろう!
自らのショーパフォーマンスの研究やレッスンの切磋琢磨に加えて、
「予防」
プロなら 欠かせません。当たり前のことです。
「食事法」 と 「呼吸ストレッチ」もマスト!
それは、常に指導する通りです。
ただ、注意していても、
体の使用箇所が同じとか、
頻度や経年によって
また、以前に痛めた経験のある箇所に
後年、思わぬケガ故障は「あるもの」です。
そういうときに
くよくよや、ヤケや、ただ落ち込む . . などは
まったく役に立たない
「賢いリカバー法 4つ 教えます。
しっかり覚えようと思って読んでほしい」
1 「やってしまった時はRICE」
Rest(休息) Icing(冷やす) Compression(圧をかける) Elevation(出血時に止血の為に患部を心臓より上へあげること)
ネンザ・や打撲等は RとCの2つ
患部を安静・冷やす・固定を最優先すること
「血流を良くしなさいと言ってた・・・」
そう生半可に思い出して間違っても温めない事!
絶対に冷やす事!
ケガ・故障の場合、
そこに炎症が起きてます。
患部を温めれば→火に油を注ぐ状態になる
炎症が広がり悪化や重症化します!
理解できますね?
2 痛みがすっかり引いたなら、入浴などで「温め」開始。
まだ痛いうちから動く必要のあるときは 伸縮性のあるテーピングを。
そして、問題箇所を使った後は、すぐ冷やす事!
湿布は冷湿布を。
最低1週間は安静が良いでしょう。

*「肉離れ」は安静では治りません。
(筋膜や筋肉線維の1部がダメージを受けてますので薬物治療)
*「骨折」必ず治る
甚だしいレベルでなければ治りやすいと思って良いでしょう。
ホネを作る薬やカルシウムは処方されるでしょうから
「サプリメントで回復を巻きたいときは
[過剰摂取 ] にならないかを医師に話すこと」
過剰摂取はイケマセン。
コラーゲン+ビタミンCは
早く治す為に良い組み合わせです。
骨周辺組織=腱・筋肉・関節などにも必要だから。
3 リハビリ開始は、焦らず。
リハビリも呼吸ストレッチから始める。
ストレッチも負荷トレも
「できない事はしない」痛いことはしないこと。

病院やリハビリクリニックで、
マニュアルメニューを押し付けられた経験があります。
「それが出来るくらいならこんなところに来ません」そう言って帰りました。
痛みをムリして行った意味は全くなかった。が、
反面教師とすれば、ラッキーでした。
自分の方がカラダ経験値を持っており、
自分で治せるとわかったからです。
実際のところ、
病院やクリニックでは、シップと痛み止めが出るくらいです。
どうせ「日にち薬」
ならば、自分の方が確実です。
以来、無駄な時間を使わずに済んでます。
医療番組を見る限りでは、今でもあまり改善してないようです。
白衣の人がアレコレ紹介してますが、
「この人 . . . 自身が故障した体験がないのだな」苦笑。
よほどの大事態以外は
「自分で 治せる」と思ってほしい。
痛みをこらえながら通院し、長時間待たされ、
あげく、できないリハビリをやれと言われる。
できないカタチ(体位)はできない。それができれば病院など来ない。
自分自身と対話しながら、
そのときできる可能な動きから
慎重に取り組みましょう!
リハビリテーションの為の負荷トレは
負荷を軽く、又、回数少なめから「馴染ませる」事。
自分の感覚を丁寧に巡らせて、じっくり取り組むこと。
骨折・肉離れ・ネンザなど
3 筋肉・腱・骨の故障に良い栄養
[ 栄養は組み合わさって吸収される ]
なにか だけを only で摂ってもダメ。栄養は吸収されて役立つ。
リカバーの栄養を知ろう!

タンパク質=アミノ酸 大豆・魚・肉・卵・牛乳
ビタミンとミネラル 色が濃い野菜
カルシウム 小魚・海藻・寒天(トコロテン)
コラーゲンやシリコンは
結合組織 & それら周辺に不可欠の栄養。
空手・柔道などコンタクトスポーツ選手たちも、
骨折や筋肉や腱の故障時にコラーゲンを摂るのは常識です。
低分子のコラーゲンサプリメントは早期リカバーに有効です。
ただし、
様々な栄養は、ビタミン・ミネラルが マスト栄養!
コラーゲンはビタミンCがなくては役に立ちにくい。
ビタミンCが
上記の栄養と共に体内にあれば、
コラーゲンは吸収され、少しでも早いリカバーへ向かえます。
これも覚えておきましょう。
鉄分も同じくCと共に。
4 体内修復時間22〜2amは睡眠中であること。
夜更かしはリカバー延期となると心得よ。
稀勢の里の部屋の皆さんも、この記事を読んでくれるといいですねー
食の注意点
1 タンパク質は1度に大量に摂ってもダメ。吸収されない。
吸収を念頭に、食べる事を覚えよう!
2 肉は赤身の事。
脂身は血を濁すので血流を悪くする。
血流が悪ければ、修復に必要な酸素と修復材料(栄養)が
行き届きにくくなり、リカバーが遅れる。
加えて、
安静中に体脂肪が増える原因となる。
体脂肪増=動きが悪くなる。(キレがなくなる意)
見た目も冴えなくなるのは知っての通り。
1日でも早く治したいならば、脂身は敵。
3 食べ慣れない食材はムリして食べなくてもよい。
牛乳でおなかゴロゴロ . . .の乳糖不耐体質には
スキムミルクがオススメです。
スキムミルクは
筋肉や成長。肝臓・血圧にも大事な必須アミノ酸と、カルシウムが多くて、
脂肪は少ない。お湯で溶かすので吸収も良い。
色々な飲み物や汁物の料理にも使える
4 そればかり食べはよくない
その食材をアレルゲンにさせる可能性あり。
カンタンだからと卵かけ御飯ばかり食べた女優は卵アレルギーになったし、
安上がりだからと納豆ばかりたべたダンサーは納豆アレルギーになった。
タンパク質や野菜も 同じものばかりではなく、
バラエティ豊かに選ぶこと。
とりあえず以上
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