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振付師のお仕事 踊れるプロだけが対象ではありません
- MSD
- 2024年5月1日
- 読了時間: 4分
振付師のお仕事とは?
『音楽に合わせて動きやポーズを付ける』
まぁ . . .そうですが…
振付とは、
『単にカウントを埋め、動作を詰め込むものでは 決してありません』
ロラン・プティ氏が 生前に おっしゃっいました。 『振付師には、たくさんの気配りと才能が必要です』 踊りはとても上手いのに 振付は出来ないダンサーは珍しくありません。
(教えるのを嫌うダンサーも珍しくない。出来ない人に付き合うのが面倒だとか)
「踊る能力と、振付ける才能は 別物です」
「ダンスする人が 誰でも振付できるわけではありません」
そうお話しすると たいていの人は ちょっと意外そうです。
振付とは
「見えない楽曲を 見えるようにして、
なおかつ、
演じ手の魅力(またはそのシーンや楽曲の意味)を
さらに引き出す様に創る」お仕事です。
*本人の評価が上がらなければ成功といえません

(イリュージョンマジックへの振付について)
「先生。長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
すごく良い振り付けを考えてくださったので、自信もって立ちます。
体に覚えさせられるように訓練します。もやもやしてた部分が全て解決できました」
MSDが振付に際して留意する5点 ① 依頼者のジャンルと個性の把握。
本人の才能や魅力を より良く出せる振付を考慮し創ること
(自分の得意とクセの推しつけはNG)
例 ひとくちに『歌手』と言っても
演歌・ポップス・アカペラ・ゴスペル・音頭 と様々です。
動きが 肝心の[歌うことにさわりなく]、かつ
[本人の魅力が増すように]
あるいは[マイナスをカバーできるように] +
[歌の世界と個性に合う]ように。
[衣装の考慮]
(→これは大変重要なこと!気にとめない振付する人も居ますがそれは正しくない)
『マジック』
ソロかグループか、道具との関係、
構成やストーリーなどの条件次第で 表現は多様にあります。
『劇中ダンスシーン』
ストーリー展開に対して意味を深める動きが必要です
かといって、語りすぎず。
『ダンスショー』
華やか・シック・アーティスティック etc 形態もさまざまです。 出したいイメージを、充分にキャッチします。
メンバーの個性は、本人が気付いてなかった感じを出せる事もあれば、
本人が思う色が合ってない事もある。
カウンセリング(話し合い)を大切にしてます。
② 依頼曲の把握。
どんな曲に対しても、自分ができる味しか付けられない場合、
どんな曲でも同じ味となってしまいます。
そのケースでは、
動きが曲に合ってない違和感を観客は感じている。
楽曲の全体像を
『ディテールを含めた世界観の把握』をベースに、
曲の種類によっても千差万別な動きを創れるほうが良い。 音楽を分かる訓練も必要ですね。
③ 依頼者のダンス力を汲む。
ダンス訓練の経験がない場合は
どんなカタチでも 格好良く . . .とはならないのが普通です。
振付する側の問題もある。
当人への配慮なく、自分の得意な動きばかり付けてしまうと
その人には不恰好に見える振り付けを押し付けて悪目立ちさせてしまう。 例え、本人にダンスキャリアが無くても
悪目立ちしない動き かつ
手抜きではない動きを工夫&創造する。
それも振付師のお仕事です。
例えれば、
カメラマンは被写体をキレイに見えるように撮ります。
でも、アマチュアは、ピントは合ってますが 何かが足りない。
実は、照明とスクリーンがあれば、コンパクトカメラでもプロのように写せます。
【それ以上】ができるからプロ、なのです。
④ 依頼者のカラダ&メンタルのサポート。 稽古の期間内は絶対に故障させない気配りを!
本人に(必要な)呼吸ストレッチもしっかりやります。 不安を解消させ、良い仕上がりに向かうよう、たくさん話します。
⑤ これら全てを納期内に仕上げる。 これが、一番の悩みどころ。
稽古期間が短すぎる無茶なスケジュールはあるあるです。
しかし、受けた以上は、必ず(本人の気持ちごと)仕上げる。
このように、
振付には多くの心配りが必要です
「振付とは、見えない楽曲を見えるカタチ にし、
演じ手の魅力やシーンをさらに引き出す様に創る』技能である
と思ってください。
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