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菊の浮世絵 chrysanthemums UKIYOE

歌川豊国『生け花を生ける娘』

菊の香りがこちらへも漂ってきそうです。

菊を持つ丁寧な手元がステキ。女性らしい、繊細で優美な描写です。まだ若い女性らしく、着物も可愛い色柄。丁寧に描きこまれています。

先に生け終った女性は、煙管で一服。一見、さらりと描いてるようですが、髪の生え際の「掘り」と「擦り」は、最も高難易度と聞きます。

浮世絵版画は、江戸時代から今でも 専門職(分業)で 各々が腕の見せ所と言われます。「掘り5年、擦り10年」

The smell of chrysanthemums seems to drift here as well. The polite hand with the chrysanthemum is wonderful. It is a feminine, delicate and graceful description. She is still a young woman, and her kimono is a cute color.It is carefully drawn. The woman who had finished life earlier took a rest with a smoke pipe.At first glance, it seems to be drawn smoothly, but I hear that "digging" and "rubbing" of the hairline are the highest difficulty level. Ukiyo-e prints are still a profession (division of labor) since the Edo period, and each of them is said to be a show of skill."5 years of digging, 10 years of rubbing"

歌川豊国」は、豊広と双璧をなす絵師。幕末に活躍する多くの絵師を育てて、歌川派の統帥として君臨しました。渋い花生の生地の書き込み1つにもうな 唸らされます。

   松籟を 夢見心地に 菊枕 実乃鈴

鳥文斎栄之『生花』

この女性は、丸髷ですのでミセスですね。

生け花は、日本の女性が身につけるべき六芸(教養・嗜み)の1 つとされていました。 菊は香りが良く、茎を切った時に際立ちます。

鳥文斎栄之の美人の特徴は、楚々とした( 清らかで美しい pure and beautiful.)細身。すらりと細身で、上品かつ清楚な美人像を描く栄之。

鳥文斎栄之は、武家に産まれた浮世絵師。栄之の美人には、彼の家柄が感じられます。上品なタッチが好ましいですね。鳥文斎栄之自身も、きっと好ましい人となりだったのでしょう。もちろん、人気絵師でした。

(南天の実はお正月飾りの定番ですね。難は転じてラッキーに変えましょう!)

いけばなは、フラワーアレンジメントとは違って

「自然のそのままや宇宙観」を、どのように表そうかと心を使う「道=修行」です。

生ける花に精神性を感じ取る心の修行」が生花

それから、

日本人が美を感じるのは咲いた花だけではありません。

散った花、虫食いのある葉、朽ちた葉にさえ「命の尊さ」を感じます

移ろう時を想う。それが 本来の . . . 普通の日本人です。

テーブルのフラワーアレンジメントは360度から見ますが、

床の間のいけばなは正面から観るものです。

あなたが日本人の精神性をもっと知りたいならば、床の間の掛軸やいけばなから命を実感し、その掛軸や花を選んだ亭主の客に対する想いに気付こうと思うと宜しいと思います。

床の間のある部屋を訪れたなら、あなたが、床の間から宇宙の広がりを感じ取れるかを試せるチャンスです。写真を撮らずに静かな時を過ごされるのをお勧めします。茶室や核のある旅館のお座敷特有の、ちょっとした緊張感は、そこが自分を見つめる空間、相手の心を知る空間だからではないかしら? また、施設に行かずとも、日本人の精神性は至る所に在ります。日本人のわたくしたちは、「それ」を心がけた本当のリッチな暮らしをしたいものです。

If you want to know more about the spirituality of the Japanese, I think it would be good to realize life from the hanging scrolls and ikebana between the floors, and to realize the feelings for the guests of the husband who chose the hanging scrolls and flowers. If you visit a room with a floor, it's your chance to see the spread of the universe from between the floors. It is recommended that you spend a quiet time without taking pictures. A little tension peculiar to a tea room or a nuclear inn, is it because it is a space where you can look at yourself and a space where you can know the other person's heart, isn't it? In addition, even if you do not go to the facility, the spirituality of the Japanese is everywhere. We japanese people want to live with that in mind. Real Rich❤️

広重 広重花鳥大短冊撰『菊に雉子きじ』

広重の花鳥画です!

秀逸な風景画だけではなく、やはり、すご腕の絵師ですね!

世界のコレクターたちが注目する訳ですね!

「菊の香や ふくめる露の ちる度に」

柔らかい書体ですね。

日本の香り高い秋の菊花と、山野の代表的な鳥・雉子(きぎし【雉子】キジの古名。きぎす)が華やかに堂々と居ます。(ちょっと分かりにくいですが 岩頭に留まっています)色鮮やかで華やかな雉子の尾羽の柔らかさ。菊花に用いられたぼかしは難しく、摺師にとって腕の見せ所だそうです。色のきつさに対して、線やボカシと書体を「柔らかくする」素晴らしいバランス感覚ですね!

 The amazing variety of hues created over the centuries by the Japanese are the product of their keen awareness of colour .

 歌麿『五節花合せ 扇屋 蓬莱仙』

花を生ける文越さんです。

扇屋は、教養ある花魁教育がされていたようです。

菊の模様デザインは、次々生み出され、日本の意匠として展開されました。

例:節句にちなんだ流水との組み合わせ・尾形光琳(1658〜1716)図案の“光琳菊”・三代目尾上菊五郎一門は、“斧琴菊”など。菊文様は豊かにクリエイトされたのですね。

(日本舞踊アーティスト実乃鈴 )

Chrysanthemum pattern design was created one after another and developed as a Japanese design.

重陽の節句に菊酒をのむ風習が伝来しまして、菊の栽培が盛んになり、見事な菊が多く生み出されました。

哥麿『絵本四季花 下 菊見』

菊作り 菊比べ 

亨保年間(1715~1735)流行しはじめた菊栽培は、家康三代ともに花好きだったこともあり、江戸後期にますます広まり、栽培の解説書も多く発刊されました。

陰暦9月9日 重用の節句には菊を浮かべたお酒が演技物ですね。  

Chrysanthemum making Chrysanthemum comparison Chrysanthemum cultivation, which began to become popular during the Year of the Bodhisatm (1715-1735), was also a flower lover in the third generation of Ieyasu, and spread more and more in the late Edo period, and many cultivation manuals were .

published.   KIKU-ZAKE(SAKE) Lunar September 9 The sake with chrysanthemums floating on the festival for heavy use is a good luck charm for your health.

There are more than 100 chrysanthemuns jointede.

これがまさか1本の木から咲いているとは!

江戸菊の継ぎ分けを復活させた園芸家がいらっしゃいます。

I don't think this is blooming from a single tree!There is a gardener who revived the division of Edo chrysanthemums.

本体側に切り込みが入れられて . . .

1週間後にはフローラルテープを巻いて固定させるそうです。GRAFT technique of chrysanthemum .

日本画から1枚ご紹介します

木村斯光『清爽』(個人蔵)Shikoh KIMURA(KIMULA)

こういうお嬢ちゃんが増えてほしいですね。

振り袖のお嬢ちゃん二人。清潔な白菊に見とれています。

清い香りが漂ってくる絵です。香りまで描けるのですね . . .

ファッションセンスも素敵です!

木村斯光のコーディネートなのか、お嬢ちゃんたち自身のコーディネートか、わかりませんが、とにかく素敵です。

タイトルの通り、清らかと爽やかさを画面全体から感じます。

寒色の良い青は [ 濃藍 koi-ai ] かしら?

振り袖は、その袂に向かって白くぼかされ、秋の葉や花が、秋の風情で描かれています。秋らしく控えめ。

京友禅の、特に振り袖は緻密でゴージャスな描き込みが特徴ですが、このように季節感を踏まえた控えめなデザインもされていました。

白い指で持つ扇子には桔梗が見えますので秋の七草と思われます。帯は、 [ うすたまご色 ] 獅子みたいな霊獣がデザインされています。強い意味を感じる霊獣をシンプルな色で和らげている感じ。

左の暖色の左の子、着物も帯も良い色ですねぇ!

日本独自の色を照らし合わせてみますと . . .

[ 中紅 naka-beni ] かな?

紫がかったピンク系で優しい色です。

背に紋が入ってますね。(1つ紋?3つ紋?胸元がみえればわかりますが)

藍の子と同じく その袂に向かって白くぼかされ、清楚な草花が描かれています。

帯の色柄も良いですねぇ! 優しい[緑系ですから . . . [ 百群色 ] か [ 浅はなだ色 ]  浅模様や七宝などの吉祥文様に小花が舞っています。ザックリ角出しに結んでドレスダウン。若いのにこなれています。

この作品はお軸(掛軸)です。本紙を囲む生地(中まわし)にもセンスを感じます。秋の茶色系に金糸で模様が織られています。

絵師・画家の絵を掛軸に仕立てる際の興味深いお話があります。聞けば「画家は、表具は表具屋に任せるのが普通」

てっきり、事細かにリクエストすると想像していましたので、意外な驚きでした。

描く方と表具の専門家との信頼関係、と言うことが興味深いですね。

表具屋は本紙(作品)にたいしてどのような色や柄・模様をどう合わすか?作品を読み解き、世界観を一致させる技量が求められます。みなさまも掛軸を見る機会には、表具も合わせて味わってね。

きむらしこう 京都生まれ。菊池契月のお弟子。美人画が得意。 し【斯】これ。この。「斯界 この社会。この方面。この専門の筋。field」「斯学 この学問」「斯業 この事業。この方面の事業。」「斯道 人の人たる道。特に,孔子の説く聖人の道。仁道。② 従事している専門の道。この方面。この分野。その道。「―に名を知られた人」

Two young women in furisode are looked at by clean white chrysanthemums.It is a picture that a pure fragrance drifts. A painter can even paint a fragrance. Fashion sense is also wonderful!Is it the coordination of Shi-koh KIMULA (KIMURA) or their own coordination? Anyway, it is wonderful.As the title says, you can feel the freshness and freshness from the entire screen. The furisode is painted with a white blur toward the rose, and autumn leaves and flowers are painted in the autumn atmosphere. The fan she holds with her white finger scares the mulberry, so the seven plants of autumn are probably depicted.The obi is [Usui tamago-iro] A spirit beast like a lion is designed.I feel that the spirit beast which feels a strong meaning is softened with a simple color. Her kimono and obi on the left side of the warm color are good colors!If you compare the colors unique to Japan . . . maybe it's [ Nakabeni color ] It is a gentle color in the purple pink system.There is a family crest on the back.It is dyed with a white blur toward the axe, and a clean flower is drawn. 

There is an interesting story when making the picture of the painter into the hanging axis."Painters usually leave the tableware to the tableware shop."I imagined that the painter would request a craftsman in detail, so it was a surprising surprise when I heard that.Relationship of trust between painters and tableware expertsThat's interesting.What kind of colors, patterns, and patterns do you match to this paper?It is necessary to have the skill to understand the work and match the world view.When you have the opportunity to see the hanging scrolls, please taste the tableware together.

実乃鈴への各種ご依頼を承っております

* 出演・振付・レッスン・日本舞踊による姿勢美と歩き方のおけいこ などなど

* 各種舞台・レストラン・ホテル・日本文化イベント・新作発表会・上顧客へのパーティ等々へ伺います

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 様々にご提案します。 ご一緒に [ ワクワクする企画・演出 ]を致しましょう❤️

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