196年ぶりに復活 祇園祭後祭 鷹山 TAKA-YAMA Resurrected after 196 years At the Gion Festival
鷹山 TAKA-YAMA 巡航11番目
(196年は、人の一生の3〜4人分!)
復興の前段階である唐櫃での巡行が2019年 (翌2020年には巡行復活の予定でした)町衆の心意気やね! 「エーンヤーラヤー」真っ直ぐ前を見る音頭取りの掛け声で、いよいよスタート!
場当たり練習できない辻回し
辻回しは本番 一発勝負!
美しく決まりましたね! 鷹山全員の息が合ったからこそ!
10年前、たった4人から始まった復活プロジェクトは、今、150名もの賛同者を得て、本年の巡行復興と成りました いつもは、のんびりムードの後祭り 景色をうるさくする出店がないし、観光客も少なく、本来の神事、祭りの良い雰囲気です でも、24日は、いつもより人出が多かった 鷹山の復活を見届けたい人が集まったからみたいです 巡行ルートの真ねき(極近く)の家や建物以外のご家庭では、涼し〜い家でTV生中継を見てはるんちゃうかな? 鷹山の復興復活に町々からの協力あり 本体とお囃子 祇園祭の山鉾は各町内の誇り、他町はライバルです 「応仁の乱前までは、デコレーションだけでなく、先陣争いがヒドかったので、乱後、1500年の復活巡行からは、くじ取り式で順を決めることになった」 (くじ取らずの先頭としんがりは不動)
「うちの町は、より豪華に!」デコレーションの価値や、なわがらみや鉾たての技術や、本番の辻回しも競い合ってきたのですが、
復興復活への協力には、シワい(ケチ)ことしません 菊水鉾は車輪を譲り、巡行での進行技術の研修に協力されたそう
進行と辻回しテクニック 担当は車方さんたち 鷹山が、復興第一回の初体験の辻回しを成功できたのは、菊水鉾での研修のおかげ様でしょうね
町の狭い道でも研修の成果
烏丸の大通りやから辻回しが3回で90度転換できますが、三条新町での辻回しは5回かけたと聞きました(交差点に入る角度やタイミングまで考慮されたそう)
皆さん・・・車輪がある鉾なら、引っ張るだけで進む・・・と思うかしら? ちゃうんですー 車輪に軌道修正を、しょっちゅうかけていかんと、うまく進ませることができないの
鉾で目立つのは、前に乗る2〜4人の音頭取り でも、地味な方に、実は大事じゃござんせんか?? 地味を見逃さない人でありたいし、それがわかりたいですわね 車方の道具カブラコテを巨大車輪に差し込みながら、真っ直ぐ進むように調整されます
カケヤはストッパー
困った!お囃子の記録、一切無し!!
196年前の流行りを知る人なんかいるわけないです
新しく作曲するしかありません
鷹山では、この8年で35曲ものお囃子を作ったそうです!
新お囃子のベースは、北観音山の囃子
2014年は8人しか囃子方が居らず、うち、経験者はたった2人!
よく10年で35曲も作曲できたものです
作曲だけやのうて、皆が演奏できて1曲ですわね
囃子方には子供も多いんです(本番、よかったですね)
下準備をしっかり、皆で頑張り続けた証拠やねぇ
大船鉾からも心強い励まし 「先に復興したから、なんでも聞いて!我々が付いてるから、鷹山らしい巡行してや!」 すでに貴重品 車輪
巡行前の車輪は塩で、浄めとパワーアップがされます
鉾の大きな車輪を作るには、立派な樹木が必要です
さらに、作り手自体が貴重になってしまってる!
ニッポンの伝統文化に直結してる林業・材木業などなど、もっと・・・継いでくれるぎょうさんの後進が望まれます
日本舞踊を一生見ないままの日本人だらけになってる現状に、正直おもしろう思いません「ニッポンの伝統は世界オンリーワンなんよ!!母国の価値を知らなあきまへんえ!!」
ホンマ、そう思うんです
母国の伝統を、真に知らん国民ばっかりの国が・・・立派とは言えへんねぇ(そんなん、先進国て言えますか?)
母国のお国自慢ができる人を増やしたい
その想いもあって、そんなに得意やないPCもこうやって努力中です
林業・材木で商売が成り立つ社会、それには・・・
安いだけの外国木材ファーストにせぇへん社会の熟成度も要りますねぇ
ずーっと違和感あった 安いだけのファストファッションを追う人らが、やっと減って・・・良品にお金を出す人が増えてますので、伝統の色々にも希望は持てます!
最近の若手、といわれる10〜30代の後進は、物事を視野広く考える人が増えてる気がします
農業系の高校では、途絶えた種を復活栽培させて守ってます
子供でも、海のプラスチックがアカン!と分かってます
特に京都の子は、伝統にナマで増える機会が他所より多いラッキー地帯なので、【先を考える】人の土台ができ易いんやない?
ですので、車輪絶滅危惧問題にも、明るい未来があると信じたいわ
鷹山の復活巡行は、ちょっと感動的でした 皆が自分の役目に集中してた様子、音頭取りの真っ直ぐ前を見続ける姿、割り竹を並べる姿、息を合わせた辻回し、いずれも美しかったわねぇ
東山へ向かう姿は、やっぱりよろしおすなぁ
復興・復活・・・いずれも、いわれなく被害にあった
けれど、負けん気が勝ったという素晴らしい事です
実際に、物質、技術的、軽費も簡単ではないのが復興です
皆さん感動されてたのは、胸にある未だ東北や、ウクライナや、香港、ミャンマーがあるからと思います
祭は平和やからできる 皆でできる協力はしたいですわね
日本舞踊アーティスト実乃鈴
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