実乃鈴の浮世絵「秋の菊」菊の月 菊の花 菊の酒 UKIYO E ”CHRYSANTHEM IN AUTUMN JPN”
- 実乃鈴MINOSUZU
- 10月5日
- 読了時間: 4分
子供の頃、菊人形を見に ひらパ〜♪ に連れてもろうて「菊イッパーイ!」
秋の大阪城の 大手門のカミ&シモには、
それは それは 立派な菊の大飾りが!『素晴らし〜〜〜い!!!」
さらに、
本丸広場内には、菊のテントが並び、
色とりどりの大輪の菊がズラリ!・・・だったんです
あなたにも見て欲しかったわ
出展者やチーム名かな?書かれてたの(どなたもが 自慢の菊を出展されたんやね)
清い香りに 感動したの、覚えてます
江戸の浮世絵にも、菊花展覧会のような絵があり、ちょうど、その感じでした
今は・・・行ったかて 見られへん・・・つまらんねぇ
もう、菊花の競い合いは 開催されんようになって、ずいぶん経つとか・・・つまらんこと
[菊の ハッキリした香りは、場を清め、邪気を払う]
(ゆえに不祝儀の花にも利用されます)
宮中の行事の菊 重陽の節句 陰暦 9/9(現在の10月)
平安時代の宮中では、観菊パーティーを催し、
酒に菊花を浮かべ 長寿を願う節句の行事でした
[The strong fragrance of chrysanthemums purifies the space and wards off evil spirits] (Therefore, they are also used for condolence flowers)
Chrysanthemums in Imperial Court events: Chrysanthemum Festival, the ninth day of the ninth month in the lunar calendar (currently October) In the Heian period Imperial Court, chrysanthemum-viewing parties were held, where chrysanthemums were floated in sake, celebrating the festival with wishes for longevity.
秋からの和食では、お造りのあしらいに菊花が盛り付けられます
食用菊なので、食してOK!
多くは黄色ですけど、紫の菊花は、抗酸化物質も多い
わたくしは 花びらを盃に浮かべて 香りと共に呑む〜
In autumn, Japanese cuisine often features chrysanthemums as a garnish for sashimi. Since they are edible chrysanthemums, it's perfectly fine to eat them! Most are yellow, but purple chrysanthemums contain even more antioxidants. I like to float the petals in a cup and drink them along with the fragrance~
俳句の菊
「菊作り 汝は 菊の奴かな 蕪村」
(園芸において 育種は世話や手間をかけますので つきっきり
まるで、菊が大名で、育種家が ヤッコ(召使い)のようだと、蕪村さんが感心するやら・・・)
「菊の香や 奈良には 古き仏たち」
(平城京の頃からの古寺の1つ1つに、季節の菊花を備えてるのでしょうか 旅の人・芭蕉師匠らしい1句)
「なにとなく 植しが 菊の 白き哉 巴丈(自身で植えたのに、凛と咲いた白さに感動)
「かはらけの 手ぎは 見せばや 菊の花 其角」
この盃を 一気に呑み干して 絵付けの菊花を見たい
かはらけ(素焼き土器)と言ってますが陶器かな?
其角さんは 膳所藩医のパパの息子 芭蕉さん門下 第一の高弟です
彼は、貞亨5年 上方への旅の途中、知人宅にて 一献 振る舞われた時に、「盃の 菊の絵付けを見たい」と粋なジョーク
秋は 乾燥するので 喉が渇きます
其角さんは 早く「喉を湿したかった」のでしょうねー
(わたくしも、秋になった途端に、喉がボルドーやリオハワインを欲します)
今では見かけない風習 [ 着せ綿 ]
「着せ綿や いつしか 菊の香に湿り とうう(つちへんに唐、雨)」
重陽の節句の前夜に、菊花に綿を被せ、
一晩置いて わたに清しい香りを移し、翌日に、その綿で 顔をぬぐう
香りの邪気祓は、古代文明からされてたので、超〜!歴史的な 先人の知恵と言えますね!

大阪城の菊花展が省かれたのは、惜しいばかり!大阪市は 文化的な事をケチるん??
「大阪城には、京都みたいな風情は無いなー」大阪城の近所に住む人がいわはった・・・
そういえば、ファストフードやら、どこにでもある店ばかり見ますが、和がない
城の敷地内なのに ザラに迎合しすぎて ハズしてる印象が・・・
外人さん向けなら、いっそう、伝統や時代感をハズさん方が宜しい
京都かて、一時は、エゲツない看板や業種によって、荒れた町並みになってました
けど、条例でルールを作って、
古都の印象を損ねない工夫がされ、それが、絶大な効果となって、今に至る
それに、やっぱり都でしたんで、
御苑はあるし、神社もそこココ、緑も多い
何よりも!都会に流れる川が済んでます!!!
これは、大 自慢!
夏に、白川沿いを歩くん、好き
お子たちが、小川で遊んでますわ
On the left and right of the Otemon Gate of Osaka Castle in autumn, there were magnificent chrysanthemum decorations! 'Wonderful~~~!!!'Furthermore, inside the Honmaru Plaza, tents of chrysanthemums were lined up, with rows of colorful large chrysanthemums... it was like that.I wanted you to see it too.Maybe the exhibitors or team names were written?Everyone proudly exhibited their chrysanthemums.I remember being moved by the pure fragrance of the chrysanthemums.In Edo-era ukiyo-e, there are also pictures that look like chrysanthemum exhibitions, and it gave exactly that feeling.Now... even if you go, you can’t see it... boring! I heard that Osaka City doesn’t appreciate art and is stingy with taxes.
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