実乃鈴 ブラジルボッサで踊る MINOSUZU DANCE ON A BOSSA BRAZIL
ブラジル音楽とホタルと振付のお話 Brazilian music, fireflies and choreography
ボッサなのに蛍が見えた わたくし
あなたなら、この曲と、わたくしの振付から、どんなビビッドな景色を見るのでしょう? どうぞ、自由に、あなたの心を遊ばせて!
「遊ぶ」の本来の意味は、
[自由に 想像・空想を楽しみ、心地良くなること ] ですもの!
Even though it was Bossa, I saw fireflies.
What vivid views do you see from this song and my choreography?
Please, feel free, let your mind play!
The original meaning of "play" is:
[Freely enjoy your imagination and imagination and be comfortable]
ブラジルのボッサ Bossa nova(ボサノバという人が多いですね)
クライアントさんの兄様は、プロのボッサギタリスト
日本では手に入らない曲も多いと言う 貴重なコレクションから、
わたくしが好みそうのを選んで、何枚ものCDにしてくださいました!
大喜びーーー!最高のプレゼント!
毎日のように聴いておりました
「なるほど・・・」
小野リサのライナーノーツを思い出しました
「ちょっと昔のサンバは、今よりずっと、ゆったりしていた」
確かに、
いただいた楽曲は、サンバだって忙しなくナイ
時間の流れ方の「ゆ〜ったり」に満ちていました
もっとも気に入ったのが、
振付た この動画の曲です! (グルーヴ感あり!ですし)
この 揺らぎあるヴォーカル 不思議な空気感があって惹かれます
さらに、ミュージシャンズも秀逸!
フルート、ツインギター、いずれも 素敵〜!!
さらり とこなされ・・・本場のプロはさすが!ですね
(タイトルから、冷感を音にされたかと)
What I liked the most was:
Choreographed is the song in this video! (There is a sense of groove!) )
This fluctuating vocal has a mysterious atmosphere that attracts me
In addition, the musicians are excellent!
The flute and twin guitars are all wonderful!
As expected of a real professional who does it lightly! Right!
(They were made to sound cold from the title)
「振付には 景色を描きたい」
わたくしの振付歴も、ありがたいことに長くなりました
依頼された曲が良い演奏、良い歌なら、振付師[魂] がワクワク!
すんなりクリエイトできるのが面白い不思議です
*わたくしの振付ポリシーは3種類
1、依頼者の魅力を引き立てる為の振付
2、その楽曲の世界観を見せる振付
3、1も2もMIX
依頼がなくても、魅力的な楽曲には、どうしても付けたくなる
この曲も そうでした
ドラムからのユニゾンの疾走感!
振付心が騒ぎました
けど、今ひとつ、振付テーマが絞れない・・・
見える景色に、「雪と初夏が入り混じる」
ふと、
「タイトルを、知らなかったことにすれば?」
早いハナシが、「タイトルを気にしないでクリエイトしてみる」
そして、縛りを一旦外しまして、
想像の翼を羽ばたかせると・・・
「やっぱり、ホタル・・・」
フルートの景色に、どうしても見えるんです、[蛍]
フルートのホタルは、日本の景色になって・・・
「では、素直に、曲に導かれましょう」
"I want to draw a landscape for the choreography."
Thankfully, my choreographic career has also grown longer
If the requested song is a good performance or a good song, the choreographer's soul will be excited.
It's an interesting wonder that you can create it so easily
*My choreography policy is 3 types
1. Choreography to enhance the charm of the client
2. Choreography that shows the world view of the song
3, 1 and 2 MIX
Even if you don't have a request, you will inevitably want to choreograph an attractive song
This song was no different.
The feeling of unison galloping that starts from the drums!
The choreographic mind was buzzing
But I can't decide on a choreographic theme...
The scenery that can be seen is a mixture of snow and early summer.
suddenly
"What if I didn't know the title?"
The first thing to say is, "Don't worry about the title, let's create it."
And once you remove the binding and flutter the wings of your imagination...
"After all, fireflies fly by..."
In the scenery of the flute, I can't help but see [fireflies].
The fireflies on the flute become the scenery of Japan...
"Now, let's be honest and let the song guide us."
わたくしの蛍の記憶・・・
夜が進むに連れて、どんどん光り出した ホタル
川沿いの林で、夢のようにきらめいてました
・・・フワーと翔んでは、葉っぱに憩うホタルたち
浮かぶように居たのに、突然、急降下したホタル
シャツに留まった蛍は、もう弱ってたよう・・・
一生一度の恋を終えて、
飛ぶ力を無くした蛍たちは、川に浮かびます
川は、途切れ途切れの光を浮かべたまま、
静かに流れて行きました・・・
あの蛍たちの儚なさ
でも、
「潔さ」を見せてくれました [パワー] がありました
自分自身であった誇り、でしょうか
ですから、
この振付は、(小さな別れはあれど)
明るい力強さ [生き生き] にフォーカスしたのです
My memories of fireflies are...
As the night progressed, the fireflies began to glow more and more.
The sparkle of the forest along the river was like a dream
Fireflies resting on the leaves
Fireflies that seemed to float but suddenly plummeted
The firefly that stayed in the shirt seemed to be already weakened...
After a once-in-a-lifetime love, the fireflies who have lost the power to fly float in the river
The river flowed quietly, with a choppy light...
The fragility of those fireflies
But
They showed me [power]
Is it the pride of being oneself that the fireflies lived straight as fireflies?
Therefore
The choreography focused on a bright and powerful (albeit with a small breakup)
時間の流れかたは、時代で忙しく変わり、話し方や、音楽も同調します
[ 芸能芸術は 日常から生まれる ] を私説とする所以の1つです
今は、セワシナイ話し方や、せっつくような音楽が増えた印象がありませんか?
パケットを気にするから焦るの??
(イントロは、歌のある音楽には大変重要である事を、昭和歌謡から気付く子たちが増えてるのは良いことですねー)
ついでに??
江戸期の音楽や歌のカッコ良さ、粋さ、大人だからわかる味わいも、早めに知って欲しいわ
みなさんは、雅楽か舞楽をご覧になったことは?
宮廷での音楽が雅楽、舞が加わると舞楽
(演技程度の付け焼き刃でないものを見る機会が理想ですね)
ず〜いぶん前、「知人が出る」と 連れて行かれた舞楽
その テンポを「・・・遅・・・」と思ったの
当時は、まだ子供だったこともあり、ゆったりとは思えず・・・
ちょっと、まどろっこしかったのね
「アップテンポの演奏は、ないのかな?」
待っておりましたけれど、
当たり前ですが、「現代風ノリノリ〜!」は、ありませんでした
そして、気づいたの・・・
「昔々は、このテンポが普通だったの??」
とすれば・・・
「今って、忙しない時間の流れ方なのね」
この時から、[時間の速度の時代差] を感じ始めたの
いただいたビンテージコレクションの ゆっくりテンポは、
当時のブラジルの時間の流れ方を伝えてくれます
きっと、海風に似てるのでしょう、と思います
ワンダー・サー (検索したら聴けるかも)
女性ボーカルは力み無く、聴き手を心地よいリゾート気分にさせる・・・
声は、母性のような、
ブラジルの海の波のようでもあり、
サマーブリーズみたいでもあり・・・とにかく心地よく穏やか
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