【初詣】 いろいろあります 初卯詣
【初詣】 HATSU-MOH-DE pay the first visit of the year to a Shrine (or Temple)
pay a visit to a Shrine (or Temple)on New Year's Day
初詣は 日本のお正月の風習・・・実は、意外にも、近年に鉄道会社が考えたプロモーションだったと知った方も少なくないでしょう以前は、お盆と正月しか5日ほどの連休がなかった社会でしたので、親類縁者が集まる機会、特に年始のお出かけ先と目的を作ったのが大当たり!が現在に至っています 晴れ着を着るチャンスでもありますね
【 祓えと初〇〇詣 】 初詣よりも もっとずっと歴史のある神事
日本では半年ごとに穢れを払う神事の方が歴史あり
平安期にはすでにメジャーだった 6月末の【夏越しの祓え】
神社に設られた茅の輪をくぐるのもお祓い(通り抜けない、くぐり方があります)
京阪(京都と大阪)では、氷を模した水無月を食べますね
魔除けの赤い小豆を乗せた白ういろうです(今は黒糖・抹茶など多彩)
年末は、神社で下半期の穢れを祓って、新年を迎えるのが「ホンマ」と言われます
(皆様も そうなさっては?初詣の人混みは、まだちょっと怖いですものね)
江戸時代の庶民の習慣【初〇〇詣】(初〇〇は新年の季語)
神社には、多く眷属 ken-zoku が設定されています
眷属とは、神さんのお使い(動物)
おいなりさんなら狐(欧米では、童話の影響か「詐欺や騙す悪いヤツ」のシンボルとして嫌われ者ですが、日本では神の使いで、神社の狐は大事な巻物や鍵を咥えています)
八咫烏 やたのカラスは、神武天皇や様々なビッグネームを「案内した」言い伝えが各地にあります
その神社ゆかりの動物がその年の干支と同じなら、そこへ初詣もされます
でなければ、その年の初〇〇の日に参拝するのです
(干支は、年月日と時間にも配されてます)
注:仏教の眷属は神さん達です(薬師仏の十二神将,不動明王の八大童子など)十二神将像はカッコイイですね!薬師経を行ずる人を守護する12夜叉大将は「それぞれ諸仏を本地とし,順に子から亥までの12時を守る」ともされます 広重&豊国『江戸自慢三十六興 亀戸初卯詣』
亀戸天神社(見事な藤の花で有名な人気スポットでした)では、初卯詣(正月最初の卯の日に神社に参詣)されてたのですね 最も寒い頃ですので、このママは おこそうずきんで防寒 指先は袖の中へすっぽり入れてます(これは冷える指によい方法なの) 対する坊やは 平気な様子(子供は風の子) 担いだ枝には縁起物のがいっぱい!・・・大当たりの的、おたふく面、打ち出の小槌、宝珠(帯・着物の吉祥紋にも見られるデザイン)、たくさんのかわいい餅花は、母子の歩みと共に楽しげに揺れて良い年になりそう! ・・・太鼓橋を渡る人々も穏やかに見えますね いつ行くの? 社寺の行事は陰暦に、が歴史に則ってます
陰暦で行われてきた行事神事ですものね
今のカレンダーでなく、旧暦でお参りする方もいらっしゃいます
新年は立春からなので、2023年の初卯は・・・2月14日(バレンタインデー!)
注:神社のほとんどは今のカレンダーで行いますから、イベントとしてそこへ行きたい向きにはカレンダー通りに
さて、
卯年の本年2023年が 皆様が健康ですように!
世界の普通の善良な人々も、この絵のような刻(時)を「勝ち」得ますように!
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