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江戸時代のヤヤコシイ不定時法 季節で変わった時間


日本舞踊 artist 実乃鈴の のんびり読むブログマガジン 



江戸時代の不定時法は季節で変化

「ややこしや〜」

「一刻」の長さは昼夜でも、季節によっても変動?!


一日の長さを等分に分割する時刻制度は「定時法」現在は24等分した方法が世界中で使われています。

対して、一日を昼と夜に分けそれぞれを等分するやり方が「不定時法」by SEIKO

江戸時代の日本は不定時法。昼と夜をそれぞれ6等分し、一単位を「一刻」と呼びました。

SEIKO https://museum.seiko.co.jp/knowledge/relation_16/



まず、数え方がナゾ・・・

 「二つどきや、三つどきが無いのはナゼ?」


明け六ツ(冬は6時)から時計回りにカウントダウンで約2時間区切りに⇨五ツ⇨四ツの次は⇨急に 九つからカウントダウンを再スタートし、

夜四ツ(冬は9時半)の後は また暁九ツからカウントダウン。


昼も夜も四つの次は、どうしても九つになってます。

ナゼでしょう??


先代の金田一親子著の辞書のウルトラ親切付録【時刻と方位文字盤】を頼りましたら、分かりました!


東西南北の北と南に、それぞれ九つが配されています。

北から時計回りに十二支が配されており、てっぺんの北は子(ね)

画像は 日本時計協会さんから 北の 子≒11時〜13時。

以降、

時計回りに2時間区切りで、北東の丑八ツ、寅七つ、卯(東)六つ、辰(東南東)五つ、巳(南南東)四つと来て、

次の真南の午(うま)には九つが配されてました!

\(^◇^)/ なるほどー!

そして、

南西の羊から又、カウントダウンし、北の子に戻る



おやつどきは?


今の東京時間での昼八つは・・・

春分 14:03(おやつにはまだ早い時間)

夏至 14:20(同じく)

秋分 13:47 (ランチ頂き終わったくらい)

冬至 13:29 (まだランチ時ですね)


今は 15時頃をおやつどきと言いますので

冬至のおやつどき15時は、江戸時代のだいたい夕七つ(15:19)頃 ですね


八つ半がだいたい 年間の15時くらい には当たるけれど・・・

季節で1時間半も差があると、もはや外国との時差みたいですね。


時代劇や歴史ものをご覧になる時は、ちょっと思い出すと、

「なるほどー」になると思います (*^_^*)



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