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実乃鈴の浮世絵 [ 大人の恋 ] UKIYO-E [FALL IN LOVE ] by MINOSUZU selected

・花占いをする花魁

・雨の縁側で手紙を読むオシャレな女性

・客に見つからないように秘密のデートをする芸者と協力者である幇間(ほうかん、太鼓持ち)

A top OIRAN  tell fortunes with a flower

A fashionable woman is reading a letter on EN-GAWA ( loggia )

A Geisha has a date ( keep it secret from customers ) by her collaborator & companion HOH-KAN (male Geusha )





恋心は、フシギなものです

考えても習ってもない時に突然、FALL IN LOVE 

人として、自然なことですけれど、不思議


日本では「ご縁があった」と言いますね

ご縁は恋愛だけではありません

出会って、共に何かをする人同士に縁があるのです


In Japan, they say that there was a GO-EN connection

Relationships aren't just about love

There is a connection between people who meet and do something together


自他を思い起こすと、

その時の本人の考え方に似た人が、そうなるように思えます

出会う時の自分が、何に邁進してるのか、何をどのように飲食してるのか、

何を嫌い、何を大切にしてるのか・・・

それらが、似ていれば、縁がつながりやすいのかも


「日頃の行い」というやつは、重要なのですね!


身分差がハッキリしていた江戸時代は、

周囲の目、世間の目や口は良くも悪くも力を持っていました

なので、

立場差のある恋は、かなり切なかったでしょうね


当時は、恋1つでも 生存に関わりました

生きる意味、生き甲斐を見出すかどうかは、現在でも重要ですが、今では考えられないくらい制限があった社会なら、尚更

高級な立場になったトップ花魁であっても、

「売りもの買い物」と言われ「商品」としての囚われの身でした

In the Edo period, when the difference in status was clear,

The eyes of those around him, the eyes of the world and his mouth, had power, for better or for worse

So,

It must have been quite sad to fall in love with a difference in position

At that time, even a single love was involved in survival.

Whether or not we find the meaning of life and the meaning of life is still important today, but it is even more so in a society that was so restrictive that it is unthinkable now.

Even if you are a top bride who has become a high-class position,

It was said to be "shopping for sale" and I was trapped as a "product"




自由が全くなかった彼女たちの考えたことは、

高級な客を多くつかみ、1日でも早く大きな借金を返済し、苦界から抜け出す

そのためには、セールストークも、そりゃあ


They had no freedom at all, so what they thought was:

Grab a lot of high-class customers, pay off a big debt as soon as possible, and get out of the predicament

To that end, you should also have a sales pitch


花魁はそんな毎日だったの(女としてツライ)

なのに、花占いまでしてしまう実ある男と出会った・・・

微笑ましく思いますし、叶ってあげてー!とも思います

歌麿も、そう思って描いたんかなぁ・・・

It was like that every day (it's hard to hear as a woman)

However, she met a sincere man who even fortune-telling flowers ...

It makes me smile, and I'm going to make her love come true! I think so

I wonder if Utamaro drew it with that in mind...



落語の [ 幾代餅 ] (YOUTUBEでも見られるのかな?)

ええ話ですよー!ぜひ!



芸者は、成人してもバージンの姿で座敷を勤めました

(お歯黒なし、髪型も島田髷)

今で言う、会いに行けるアイドル的な存在だったからでしょう

みんなのもの、の、特定の恋人は大っぴらにはできません

しかし、女の職業選択肢が劇少だった時代に、芸で生きていく芸者は、気が強かろ

「好きになったら、会わずにゃおれぬ」

そこで、仲間の幇間さんが手を貸す・・・

幇間は、客の機嫌取りのためなら、自虐ネタもなさるので、軽く見られがちですが、その細やかな気配りは、プロフェッショナル

勘づくことも速攻でしたでしょう

お忍びデートの手配もお手のもの?

ええ仲間は、いつの世も ありがたいこと

Even as adults, geisha served as tatami mats in virgin form

This is probably because geisha had an idol-like aspect that you could go to see

Everyone's geisha can not openly have a particular lover

However, at a time when there were very few career options for women, geisha who made a living by performing arts were strong-willed

"I really want to meet the person I'm in love with."

That's where your friends come in...

HOH-KAN is a male geisha

They tend to be taken lightly because they will do anything to keep their customers in a good mood, but their attention to detail is professional!

It's easy to arrange an incognito date

Good company is always a blessing




江戸期の恋の度合いは、現在人が想像するよりも、深かったかも・・・

(今は、余計な情報に振り回され、自分を無くす危険性アリ)

そう思って、浮世絵を見ますと、

個々人のモデルは、確かに生きてた人々なんやなー

それぞれの想いが伺われますし、

絵師たちの、彼女たちへの眼差しの優しさも感じられますね

「同じ人間だ」って


The degree of love in the Edo period may have been deeper than people imagine today...

(Nowadays, there is a lot of danger of losing yourself by being swayed by unnecessary information.)

With that in mind, when I look at ukiyo-e,

The models for each individual are certainly people who lived

You can hear the thoughts of each of them,

You can also feel the kindness of the painters' eyes on them

"It's the same person."



浮世絵からもわかるように、

江戸時代のふつうの人々は(悪も多かったようですが)

「人情が人の根本」として大切にされた記録が少なくなく、

それは、

現代人は大いに励みにすることでしょうね!

現在、ひどく荒れた社会・世界です

想像しなかった事態です

便利だけど、悪利用され、人心を蝕み、傷つけるモノに頼り切って・・・疑問にも思わず?

精神衛生が宜しゅうない

悪人も、江戸時代とは比較にならないでしょう?


ふつう、と言われるわたくしたちは、一見、非力に思えます

それが故に、対岸の火事を決め込むタイプもいるようですが、

ふつうの良い人の方が、圧倒的に多いと言う意見に納得


残虐非道に怒る人々、不正に怒り正そうとする人々、

善良な人、思いやり深い人、優しく強い人、

弱者の味方になろうと努力する [ふつう ] の人の数は、

悪よりも ずっと多いのですもの!


数は「良い力」にもなり得ます

「わたくしたちは、非力ではないのね!」


浮世絵には、メインテーマとして描かれてはいませんが、

鑑賞すれば見える

 [先人たちの思いやり&助け合いの精神とその美 ] が、

「わたくしたちは、非力ではない」と、教えてくれてるようです

人らしい思いやりは、ほんまもんの宝やねぇ・・・


今回は、[恋心の浮世絵] がテーマでしたので、

ハナシが逸れたみたいに見えたかしら?

でもね、

恋も、助け合いも、[人情] ですもの

人としての良い心に、区別は、要るかしら?





恋は、企画してするモノではなく、[出会い]

パリの歌手 クレモンティーヌは、著書に、

 彼とケンカした時、「私はなんでアナタみたいなのを選んだんだろう!」と怒鳴ったら、彼は、

「選んだ?!なにそれ!僕はモノじゃない。僕たちは [ 出会った ] でしょう?

「・・・ごもっとも」

(彼のステキな切り返しで、仲直りしたみたい)

The Parisian singer Clémentine wrote in her book,

When I got into a fight with him, I yelled, "Why did I choose someone like you?!"

"What is it? I'm not a thing. We [met], didn't we?

"Exactly."


もし、心惹かれる相手がいなくても、慌てない方が得策みたい

出会いは、不思議な、時の運ですから

Even if you don't have someone you are attracted to, it seems better not to panic

Encounters are a strange coincidence, the luck of the hour



ウィルスミスの映画では、

相手役の美人は、ゴシップ記事のライター

仕事に燃えてる彼女は、友人に(恋人がいないことに焦りまくってる)こう言います

「あのね、独身は病気じゃないのよ!」


その映画の ウィルスミスの役は、デート屋

[ 自分に 今一つ自信がなく、恋した女性にアプローチできない、どうすればいいかわからない ] という控え目な男性依頼者たちに良いデートのやり方をアドバイスをする 

「女性を大事にしなさい、焦ってぶつけるな」

(遊ぶ目的で、というヤカラへは、ぶん殴って依頼を断った)

女性の喜ばせ方を、鮮やかなデートテクニックにする男と、

ゴシップの日常にて「男なんてそんなもん」と思ってる美人

二人は誤解を乗り越えて、HAPPY END

結局、[真心] 本心だと気がついた男のラストのセリフは、

「恋を成功させる方法は・・・そんなものは、無い」



真心を与えるだけでも、受け取るだけでも 長続きしやひんやない?

男女間だけやない、思いやり合う真心って、すっごい宝なんやね

However, a good relationship that only gives and receives sincerity will not last long

The sincerity of caring for each other, not only between men and women, is a great treasure given to humans




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