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香木と香道 Scented Trees and JPN's KOH-DOH (kind of Incense &Spiritual training)

日本舞踊実乃鈴の のんびり読むブログマガジン

香木

鏑木清方『伽羅』K.KABURAKI " KYARA "

鏑木氏 'らしい' 女性を引き立てる情景。

この女性は伽羅枕から起き上がったばかり。香木の香りにウットリ . . .

伽羅枕は、香を焚く引き出しのある木の枕です。(香枕 こうまくら)

黒漆塗りに金蒔絵で源氏香の柄(1と3、2と4が同香ですので 初音 お正月の吉組香)が施された逸品ですね。

この枕に頭を乗せるだけで髪に香をたきしめられます。

This artist's specialty "brings out the beauty of women" scene.This woman just got up from a mandala pillow. She smelled a wood.

Mandala pillows are wooden pillows with incense-burning drawers. incense pillow.It is a gem that the pattern of Genjika (1 and 3, 2 and 4 are the same incense) is applied to the black lacquer coating, and it is a gem that has been applied to the Yoshigumi incense of the New Year.)Just put your head on this pillow and you'll be able to smell it in your hair.

日本の香道

 小さな香木をたいて,その香りを「鑑賞する芸道」

非常に精神統一が要求される、静かでピンとした時間ですね。

Japanese KOH-DOH incenseThe art of painting a small incense tree and appreciating its fragranceIt is a time with a quiet tension that requires very mental unification.

聞き香合わせなどの種類は多くあります

組香・炷継香(たきつぎこう)・一炷(いつちゆう)など。

組香だけでも1000種以上!

テーマごとに作られてきたようです。

和歌や儀式・作法。ファッションなどのオールデイズルールの知識=有職がテーマにされ、それぞれの香を識別する日本の伝統芸道の1つです。

最も有名な源氏香

・源氏香は5種類の香木を5包ずつ、計25包を混ぜ合わせ、

・無作為に選んだ5包を順に焚き、参加者の香席に5回 聞香炉が回されて、

・「何回めが同じ」とか「別」とかを当てて5本のたて線に横線を引き表します。

「なぜ源氏香というの?」

組み方のに 源氏物語54巻中、52巻のタイトルが付けられているからです(不足分の2巻は初めとラストが省かれました)

源氏香之図はシンプルなのに暗号めいたムードもあります。

着物・帯・調度のデザインにもよく使われています。

なので、香道をされなくても図をご存知の方が少なくないのです。

個人的には 吉組が好きです。

初音はお正月。夏の常夏・野分・藤袴。秋の篝火・松風・関谷・紅葉の賀。冬の行幸

四季に吉、は 末摘花・澪標・明石・乙女・宿木。

これらの図は四季使いのもののデザインにふさわしいですね。(図は検索するとすぐわかります)

主な香木【伽羅】KYA-RA

① 伽羅は沈香の最優品レベル。主にベトナム産。非常に貴重。

伽羅の名前の由来

① サンスクリット語(梵語) Tagara の音訳。

タガラの「ガ」の音の漢字がなぜか「伽」にされたせいで「多伽羅」となり . . . これでは「カ」と読まれても不思議ではなく、

さらに「タ」が いずこかへ行ってしまい?タガラなのに、キャラとしか呼ばれなくなった . . . ??

「沈香」サンスクリット語(梵語)でaguru(アグル)またはagaru(アガル)

黒沈香」油分が多く色の濃いもの kālāguru(カーラーグル)

これが「伽羅」の語源説も。(伽南香、奇南香の別名あり)

シャム沈香 インドシナ半島産の沈香.香りの甘みが特徴。

タニ沈香  インドネシア産の沈香.香りの苦みが特徴。

元・タガラ又はカーラーグルである 日本名・伽羅は香道で珍重されます。

母は小さく切り分けて和ダンスにしまうことで、香りが着物に移るのを楽しんでおりました。素晴らしい香りです . . .

沈香は代表的な香木。東南アジアに生息するジンチョウゲ科ジンコウ属(学名 アクイラリア・アガローチャ Aquilaria agallocha)

沈香木は、風雨・病・害虫などによって自分の木内部を侵されたとき、防御策として木自身がダメージ部の内部に樹脂を分泌します。

その木の内部に蓄積された樹脂が「香」になります。

その樹脂は、乾燥された後に木部が削り取られます。

沈香原木の比重は0.4(非常に軽い)ですが、樹脂によって比重が増して水に沈むようになる、それが「沈水」の由来。

幹・花・葉は無香なのに、熱されると独特の芳香を放つそうです。全身に麗しい香りを蓄えた素晴らしい樹木ですね。

沈香は同じ木から採取しても香りにわずかな差があるそうです。

その差が、わずかな違いを利き分ける香道の「組香」にピッタリなのですね。

沈香・特に質の良い伽羅(きゃら)は乱獲されたせいで、現在では、ワシントン条約の希少品目第二種に指定。

沈香は 強壮、鎮静などの効果のある生薬でもある??とか。

奇応丸などに配合されてるそうです(大変高価になった今はどうでしょう?)

 アロエ?!

ラテン語ではなぜか aloeの名で呼ばれ、英語にもaloeswoodの別名があることから、アロエ(aloe)が香木である?!という誤解もあったようです。 でも . . .

沈香は茶色の乾いた木、アロエはみずみずしい緑 . . . ルックスだけで全く別物だとわかりますよねぇ??

WHY ラテン時代ピープル?

日本舞踊実乃鈴

日本舞踊出演、日本舞踊イベント出演、日本舞踊初心者クラス、日本舞踊振付、日本舞踊と現在音楽コラボ


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