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着物コーディネート

着物を「感じる目」は

日本人のセンスそのものです。

ファッションセンスには「相応さ」が大切ですね。

TPOと言われます。

時(time)と場所(place)と場合(occasion)


和装が単なるファッション以上にマナーがあるのは

礼服でもあるからです。

着物は

普段着〜外出〜会食〜ちょっと改まった場〜式典

着物のコーディネートマナーが様々あります。

「時と場所をわきまえぬか!」と、叱るセリフにもあるように、

昔から 着物のコーディネートも礼義なのですね。

最も大切なのは

どう言う場に着るのか?

例えば、ビジネスシーンでこんな話があります。

イタリア出張の日本人の男性2名。ビジネスランチの場、

1人はノーマルなスーツ。

もう1人は真っ赤なシャツで登場。

(自由なファッションの国で感化されたらしいです)

結果は、お察しの通り。

赤シャツはその仕事から外されました。

いくら陽気なイタリアーノたちでも

「場」を外したファッションの男を信用しなかったのです。




粋も、こなれも、季節感あってこそ!

「季節感」

和装の「季節感」はマストです。

平安時代から

『季節感を持つことは、優れている」とされました。

いわゆる、モテる条件ですね。


どんどん季節が巡る日本です。

自然の細やかな変化に気付いたら「表現しましょう!」 

普段のお洋服でも、季節感を感じるファッションの人と、で、ない人では?

真冬に 真夏素材のスケスケ生地を着る人は 見るからに寒い . . .


粋も、こなれも、

季節感あってこそ!

着物の生地・模様・柄・色合いなど、

和装には

季節感の演出がふんだんにあります!









クリエイター(職人さん)たちの 季節感の演出の気持ちに

もしも、気付かなかったら

「不粋な人」「センスがちょっと . . .」

となってしまいます。

着物の季節感は「むつかしい」??

「分からないかも . . . ?」

いーえ、それは慣れてないだけです

慣れてるはずのお洋服だって、チグハグとか、似合わないコーディネートを指摘される番組は、欧米でも、日本でも人気です。

つまり、実は " 服をわかってる人が少ない "??のかもしれません。


まして、

たまにしか着ない着物なら、分からなくて当然です。

でもね、

わからないままで居るより、

「ちょっと、覚えてみようかな」のほうが ステキ!

知る事は楽しいですよ!


おばあちゃまや人生の先輩各氏に訊けば良いだけです。

「覚えたほうが、後々までも、様々なシーンで

とってもトクになりますよ!」















わたくしは、出張着つけで、

先様の眠っている着物・帯をたくさーん見せてもらえます。

そのとき、

1枚1枚についてのをTPOをアドバイスして、

コーディネートも幾つか組む。

帯揚げ・帯締めにもTPOはありますからね。

帯を変えれば 着物自体の印象も変化する。

その楽しみに気づいてほしいな。

その際に 大事に考えることは

『ご本人に似合うこと!』

( . . . 当たり前だ と思うでしょう?)

例えば、

ホンワカ優しそうな人に、黒ベースの刺繍帯は、いかつ過ぎて似合いません。

でも、ご本人が 良い!と思い込んでるケース少なくないの。。。

「ちょっと違いますね」素直にお伝えして

「こちらの方が」「こうすれば」とアドバイス。

ほとんど気に入ってもらえます。

ご注意!

和装においての色選びのコツ

「黒色を服の感覚で見ない事」

着物での黒色は 素人の色ではありません。


一般的に黒色は 式典・冠婚葬祭の色であり、

芸妓(芸者)などプロの色なのです。

黒は 一般職の人は着ない色。

黒地の製品が出回る背景

日本人なのに着物の目を持たない人が増えたこと。

服の目で買う客層に合わせてるのです。

大人に成り立ての観光客たちが

レンタル着物で借りた黒を見るたび . . . 残念です。

まして子供の七五三に黒!?あらら . . .

こどもの時しか着られない色を選んであげて!


グレーは人生のベテランの色

グレーは60代から。

70代〜のグレーは格好いい!


なので、

それより年下では早いのです。

20や30歳でグレーなんてトンチンカン。チグハグ過ぎなのです。

ここは決して間違わないようにしましょう!

売れれば何でもいい着物屋は、

黒やグレーの地にハデハデな花柄をゴテゴテ並べ立ててプリント

本来の呉服屋ではしないでしょう。

消費者に合わせるのも良い事と悪いことがあります。

着物は歴史ある我が国の伝統衣装なのです。

他にもご注意!

格が上がってるはずの人生の先輩なのに、子供っぽいものは おかしいです。

着て映る(うつる:よく見えて似合う意)色をご本人が気付いてないケースも珍しくありません。

 当たり前ですが、

きものコーディネートは、季節とご本人に似合うか、がキーです。

年齢・社会的立場・職業など&どこへ着ていくか?


はぎれも芸術



寿と織られた着物地

端切れや 解いた昔の着物は

額装してお部屋に飾れますよ!


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