和装でお歳暮・お年賀に伺うちょっとしたマナー
冬の着物お出かけ
《1年のお礼のお歳暮を届ける》
《年始のご挨拶と お年賀を届ける》
実乃鈴の着付け会は、年に数回しか開催しておりませんが
その際には、
ただ、着る順番を教えるだけではなく、
有益なお話などをできる限りいたします。
日常的に重視するのは《姿》 立ち居振る舞いです。
いくら訪問着を着て集まって出かけても
歩き方や姿勢が残念では・・・悲しい。
驚いたことがございました。
大徳寺の境内ですれ違った . . .明らかにどこかの着付けのお仲間と思われる集団の皆さんは、たいへん残念な歩き様で・・・。(サバンナの動物の群れを思い出しました)
みなさんは、
《歩き方にも女性力が出る(表れる)》ことを
決して忘れないでね!
なにも特別、難しいことでもありません。
《ドカドカ、ドスドス歩かない》(苦笑)
着物を着た時は、
より教養ある振る舞いが宜しいですし、
やっぱり、美しいものです。
丁寧さが、あなたを美しく見せると言うことですね。
さて、年末です。
「今年は、お歳暮を、先様のご自宅へ和装で届けてみたい」
そう思われる美女たちも居ますでしょう。
1年間の感謝と、年末年初をお健やかにお迎えくださいとの思いですから
本来は訪問してました。和装での訪問は良い事ですね。
とっっても緊張するお相手でなければ、訪問着でなくても宜しいです。
名古屋帯でも、きちんと感があれば感じが良いものです。
(あまりにカジュアルな遊び満載の帯や、半巾帯はやめましょ)
出来る美女の訪問 押さえておくポイント
・先様のご都合は前もって確認します。年末は(昔ほどではないですが)なんだか忙しい時です。
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・手土産は、単に流行りに乗らず、先様のお好みだけでなく、健康も考慮して選びましょう。
(塩分・血圧を考慮し、添加物は避けましょう)
寒い・暑い季節にご挨拶する習慣の意味:
「どうぞご健勝でいてください、今後ももっと教えてください」の気持ちがモチベーションです。
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「着物は大人になるにつれて、様になる」良い例ですね。
日本女性ならではの美意識は CMにもっとあっても宜しいですね
・約束の時間には「髪の毛1本、遅れていく」
時間より早いと先様を慌てさせてしまいます。
遅いと失礼です。次の予定に影響するかもなど、先様をヤキモキさせてはイケマセンね。
ジャストから数分だけ遅く到着するのが上級者です。
・ピンポン押す前に、道行コートやコートは脱いでおきます。羽織は脱がなくても可。
コートは「チリよけ」です。先様のお宅にホコリを持って入らない配慮です。
ここまでの気付きは、世界一!
日本人の細やかさを堂々と誇ってください。
脱いだコートは、内側で外側を包む様に軽く畳んで手に持ちます。
おふたりで訪問するなら、順に脱がせっこすると良いです。手土産など手荷物がありますからね。
お1人の場合は、元から多くの手荷物を持っていかないほうが良いですね。
・草履の脱ぎ方は、お稽古の時にやった通りです。
お尻、ご注意。草履の向きもご注意。
・敷居と畳の縁は踏まないことは常識ですね。
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ちょっとあらたまった訪問なら・・・
・お部屋に通されたら、
下座(入口側の端)で待ちましょう。
・おざぶ(お座布団)は勧められてから座ります。
(先に家人に座ってもらうと助かりますね)
おざぶダイレクト座りはNG!
おざぶの手前から、両手をこぶしにして、にじっておざぶに乗りましょう。
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・ご挨拶を済ませたら、手土産を(チリよけの紙袋から取り出して)先様へ渡します。
熨斗の文字は先様へ向けて。慌てずにね。
・お茶は、グズグズNG。勧められたら熱いうちにいただきましょう。
煎茶や玉露であればお湯の温度は低めに淹れられます。
せっかく最適な温度で淹れてもらった、その心使いを無にしないように。
(遠慮は正しく。はずす遠慮はNGです)
・蓋付き湯呑みの場合は、湯気を垂らさないように。
簡単です。
フタをそっと開けて、湯呑みの上で立ててしずくを茶の中へ落とすだけです(振らな〜い)
フタがコロコロ転がると、ちょっと恥ずかしいですね。
フタは茶托に挟んでおけば、おとなしくしてくれます 笑
・お話が弾んでも、長居しすぎないように。
程良きところでおいとましましょう。
・コートは、門を出てから着ましょうね。
このように、
あなた自身が、和装を整えて、
先様を思った手土産をお渡し、
1年の思い出を、感謝と共にお話するという
心豊かな1年のお礼に伺ったら、
その帰りには、清々しい気分になるものです。
なんだかウキウキしますよ!
良いことをしたら良いことがやってきますものね!
何か甘いものを食べに行ったり、
いける口なら、ちょっと1杯♪
楽しく和装での訪問を締めくくりましょうね
以上は、
年初に《お年賀》にお伺いする時も同じです。
手土産には《お年賀》の熨斗を付けてもらいましょう。
手渡しなので外熨斗でOK。
手作りのものなら、あなたの手書きで良いのです。
日本には 思いをカタチにする技が豊富にありますね
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*シルクと化繊はケンカします
襦袢が、
綿かシルクでなければ、エレガードが必須です
*お辞儀も丁寧に。細部の美を忘れないでね。
*足先は揃えます
(足先が揃ってないと雑な印象を与えます)
揃えた足先は、可愛らしさを感じますね