着物・初めて買いたい女性たちへ 選ぶ時の注意点 色・店・足袋
着物コーディネートでのご注意『 洋服感覚NG』です!
着物そのものに,まだ慣れてない人なら
先ずは、分かってる人にしっかり聞きましょう。
おばあさまや叔母さま、伯母さま・・・
いきなり着物屋のイベントに行かないほうが宜しいです。
昨今、押し売りが問題となっております。
わからないまま押し切られるお買い物は楽しくありませんものね!
[ただ、着物屋を見て歩くだけ. . . ] から初めて、
感じの良い店を探すのが良いでしょう。
店選びのコツ 以下の店はやめましょう
①「買わないとソンですよ」という店員がいる店
② 高価な上代をつけて、とっても割引してる店
③ パッと見て「着物のことをわかってないと思うバイトが多くいる店」立ち姿がだらしないバイトの店
④ やたら知識武装で、お客様より上からモノをいう失礼な店員のいる店
それから、
服しか知らない人の意見は オススメできません。
なぜなら、「洋服の目で選んでしまうから」です。
以前「スタイリストに選んでもらった着物」を見て、呉服卸商の知人と「うーん . . . 」ちょっと高いなとも思いましたし。
ご存知ですか?
和装の色には
年齢、階級など、
人生におけるキャリア毎の
「使い分け」があります
これは大事なこと!↑
選ぶポイントはまだまだあります:
「ハレか? ケか?」
ハレならば どの程度の祝い事か
(もっともハレな礼装は婚礼、結婚披露宴)
成人式や家族、親類のお宮参りや七五三、入園式、入学式、卒業式、新年。
(年始の大発会なども祝いと言えば祝いですね)
などなど シチュエーション豊かな日本。
それぞれに合わせた小物の使い分けもあります
季節を感じさせる帯揚げ&帯締めのオシャレです
日本人なら季節感もマスト!
日本人の季節感は、平安時代にはすでに確率された教養として伝わっていますね。
世界から驚きを持って憧れられているのをご存知ですか?
ファッション業界はイケマセンね!
何とか新しいことに見せかけようと
真夏にファー付きサンダル??真冬に透け素材???
ワザとチグハグを出して、これが今のオシャレだとゴリ推し。
両家のお嬢さんは、そんなオタメゴカシに左右されません
「変なことはヘン」
お洒落には、1本通った芯を持たなくては。
雑誌の言いなりで皆んな同じなんて面白くないでしょう?
だからって、過ぎたるは、ですけれど。
加減は高度なテクニックですね
着物には、いろいろ見る目があってビックリされました?
でもね、
伝統衣装だから。
どこの国でも、伝統的な全てにはそれぞれに意味があって
厳格なものです。
(^-^)
(ひとつずつ、順に自然に覚えまるからダイジョウブ)
具体的に「選び方」
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「可愛いタイプさん」には
特に 黒地はダメです
黒は、やっぱりプロの色。一般は避けて吉。
『粋筋』(花柳界や舞踊家や芸事のお師匠さん)が着て似合う色です。
*最高の格の黒留め袖は別です。
黒留め袖は大人の女性だけの
最高クラスの礼服です
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グレーも服とは全く違います。
グレーは60代〜に 似合う色。
ベテラン女性でもない年齢なのに服の感覚で着ないことね。
試しに羽織ってみれば、
誰でも、自分と着物のチグハグさに気付くはずです
お見立ては、
和装の目を持ってる人にしてもらうのが正確です!
相談するのは 着物屋のスタッフでも良いでしょうが・・・
ただし! 問題はあるのです
見抜きましょう!NG店
店を下見するときに見抜くコツ
怪しいチェーン店はあります!
怪しい店は簡単に見抜けます
安売りワゴンが店頭にある。マジックで手書き。
怪しい店のスタッフは、パッと見て
ぜったい着物の事を知らないと思うチャラさが胡散臭い。
「態度がダルそう」「悪い姿勢」
事前に自分で下見してから決めたい場合は
くれぐれも上記に気を付けて!
選びかた2
「欲しい理由をはっきりさせて探す」
何に着たいか?
式に列席か
どんなパーティか
桜や紅葉などか
ちょっとした旅行か
街ブラか
季節限定感を求めるかどうかも選ぶ基準。
おおまかに春向けか?秋冬向けか?
または
ピンポイント狙いか(これらはカジュアルな感じ)
=紅葉柄、クリスマス柄、正月モチーフ、雪など
春向けなら
ピンポイント=桜など
梅は新年にも〇
今限定でなく、
「袷の季節のいつでも使用可」を買いたいなら、
麻の葉、格子など古典柄や 抽象的なデザイン柄などを。
ちなみに、blogでも説明してますが
四季使いの柄はあります
桜と紅葉、青紅葉などの混在柄は、四季使いです。
単(裏地なし)は
6月と9月に 着ますが
初夏と秋の始めは自然も植物が違いますよね
単にも
春らしい色柄の春単があり、
秋には秋単があるのです
紅葉をイメージする色柄を春に着るのは
イケてない。チグハグですね。
足袋の素材 足袋にも格があります
*礼装には
綿・ブロード・綿ブロード
ブロード〔 broadcloth 〕
① 地合いが密、手ざわりがよい「光沢のあるポプリンに似た綿織物」
② 「上質の紡毛糸を用いて平織りにした薄手の毛織物」柔らかく光沢に富む。
「綿ブロードの足袋」よく見かけますね。
上質の紡毛糸でなく綿で作ったブロードということか、
ミックスされた生地ですね。福助などから出ています。
ある店のベトナム製のブロード足袋は、生地が薄め。やはり上質感は無かったですね。
冬用は、ベルベットのもあります(カジュアル用)
発熱系生地の足袋も売られています。
足袋の下に履くアンダー足袋も見つけました。
ストレッチ足袋は お稽古用に。
外出は、カジュアルだけにどうぞ。
NG→礼装と略礼装(留袖、訪問着、振袖、付け下げ、紋付色無地)
うなじと首は冷やさない
ショール・ストール・マフラー・ファーなどでカバーしましょう。
伊達に無理して風邪をひいたら つまらないですものね!
「首の部分から冷気が入ります」
首(マフラー)、手首(手袋)をカバーして 冷え予防しましょう!
お店に入ったら取れば良いのですからね。
*お宅訪問の場合は、御宅の前でコートと共に脱いで起きます。
埃をお宅へ持ちこまないという丁寧なマナーです(⌒-⌒)
深川芸者は冬でも裸足で粋を見せた・・・らしいですが、とても真似できません。
(きっと霜やけでツラかったでしょう)
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