富士山と浮世絵・日本画 Mt.FUJI UKIYOE
日本舞踊実乃鈴の のんびり読むブログマガジン
今回は富士山の浮世絵
MINOSUZU's blog " Knowledge of various about JPN" magazine that read leisurely This time “ about " Mt.FUJI "
富士山
このように 優美で長い裾野を見せる大きな山は、世界でも稀ですね。
見る角度にもよりますが、富士の長く裾を引く姿は優雅。
大いなる存在感は、古来より人々を惹きつけてきました。
火山は 噴火という大地のパワーを持って生まれます。
よって、霊験あらたかとされる <なんらかの力> を 各山が持つそうです。
神社仏閣の御神体が山である事が多いのはご存知の通り。
京都の五山送り火の五山は格が高いと決められています。
家康は、江戸城に富士のパワーを取り込むように築城させたことも有名な話ですし、東照宮も そうらしいです。
Volcanoes are born with the power of the earth called eruption.Therefore, it is said that each mountain has a strong power of nature which is said to be a spiritual test.As you know, there are many shrines and temples that are sacred bodies in the mountains.Kyoto also has a high-quality five mountains.(Gozan's fire)Ieyasu is also famous for having Edo Castle built to capture the power of Fuji, and Toshogu Seems to be the same.
とにかく美しい富士山。
その高さと類稀な美しい姿で、信仰の対象に成ったのは自然なこと。芸術的センスを持つ人たちが惹かれるのも自然ですね。
ちょっとご注意!
富士山は 山岳信仰の対象です。
特に登山される人は、富士山は山岳信仰の御神体である事を念頭において臨みましょう!
単なる観光スポットではないのです。
富士登山を「今までの人生を考える特別な機会」に
されれば、何か良い変化が起こりそうですね!
ATTENTION!
To mountaineers
Mount Fuji is an object of the mountain worship.
FUJI is not a simple tourist attraction.
When you do a purpose of the Fuji mountain climbing at a special opportunity to think about the conventional life, it is better , & Some good change may happen.
では、
浮世絵の富士をご紹介しましょう
I gonna introduce some UKIYOE & JPN PAINTING about Mt. FUJI
世界的にコレクターの居る美人画の歌麿も、
富士の姿を描いています。
歌麿『冨士を望む茶屋』
UTAMARO " Mt.FUJI viewing at CHA-YA "
美女たちが特等席から富士を眺めています
歌麿『駿河路の大名行列』UTAMARO
" Japanese feudal lord Daimyo procession
at SURUGA gulf "
長く大変な行程でも、
この景色には気分が良くなったかしら?
歌麿『富士山麓の鷹狩り』UTAMARO
" falconry at the foot of Mt.FUJI"
富嶽と言えば北斎師匠です!
葛飾北斎『富嶽三十六景 東海道吉田』HOKUSAI
" 36 pictures of Mt. Fuji <Tohkaido Road YOSHIDA> "
昔から 富士ビューのお店は繁盛!
長距離を歩き旅した人々は 心から景色を楽しんだ事でしょう!
北斎『富嶽三十六景 駿州江尻』HOKUSAI
" 36 pictures of Mt. Fuji <Tohkaido Road E-JIRI "
これは子供の頃に見て、ダイスキ!になった1枚です。
「風も描けるのね!」 大人になってから画集を買いました。
一陣の風。旅人が咄嗟に反応しています。
舞い上がる紙が風を追います。
目線を奥へ誘導する素敵な効果ですね!
a gust of wind The traveler is reacting to the cially.The soaring paper follows the wind.It is a wonderful effect to guide the viewer's eyes to the back.
北斎『富嶽三十六景 相州梅沢庄 』HOKUSAI
" 36 pictures of Mt. Fuji <Tohkaido Road UME-ZAWA "
おめでたい鶴(丹頂鶴)との取り合わせです。
ごく薄いピンクの雲は夜明け前の表現。
最新で高級なベロ藍がふんだんに使われていますね!
リッチ感のある1枚です☆
「富士と笛吹き童子図」(画狂老人卍時代)
HOKUSAI( MANJI time)
"A Boy viewing Mount Fuji & play a flute " 1839
風の又三郎は この絵からインスパイアされたのかしら?
他の三十六景とは違うニュアンスが漂います。
葛飾北斎『桜花に富士図』HOKUSAI
" Cherry blossoms & Mt. FUJI "
北斎としては とても珍しいパステルな色彩!
This is rare Ukiyoe of HOKUSAI
ところで、
北斎の頃は『風景画』ジャンルは なかったそうです。
風景版画は あくまで旅のガイドブックとセットものでした。当時の著名な絵師達の風景画(山水画)は日本の景色ではなかったですし。でも、北斎は下請け絵師を抜けて画家として生きようした と云われてます。
下の北斎漫画に、後の凱風快晴(赤富士)に繋がる作品『湖畔の富士』があります。
In the days of Hokusai, there was not the paysage genre.The scenery print was information of the guidebooks of the trips to the last.The paysage (Shan shui painting) of well-known illustrators of the Edo era was not scenery of Japan, and most were Chinese them.But Hokusai is said to be it not a subcontract illustrator when he had ambition to live for as a painter.The Hokusai comics below "lakeside Fuji."The work that this leads to later 凱風快晴 (red Fuji).
(下は)摺り二段階目の凱風快晴。
このブルーだけの状態でも とっても素敵ですね!
This is 凱風快晴 GAI-FUH-KAI-SEI of the woodcut print second phase.Even a state only for this blue is already wonderful.
このブルーは江戸後期にベルリンから輸入され始めた
ベロ藍です
ほんの少しの水で溶かれます。
This blue is the color that has begun to be imported from Berlin late in the Edo era.This was called BERO-AI.I am dissolved with a little water.
北斎がゾッコンになったと言うベロ藍の空。
夏の朝の心地良い南風(凱風)
富士の上空では、雲がゆったり たなびいていますね
Hokusai loved this color.
Summer morning comfortable south wind,
Over Fuji, some clouds hangs relaxedly.
もちろん、広重もはずせませんね!
歌川広重「富士三十六景 甲斐 大月の原」HIROSHIGE " The Mt.FUJI at Ootsuki (wilds), KAI "
広重の富士の中ではこれが好きでございます
大月宿に近い大月の原(桂川の南岸)はこの絵の通り、原野だったそうです。
もの寂しい場所も、ススキ 桔梗なでしこなどで 少し賑やかになっています。
秋にも華やかさがあるのですね。
I like this in The Fuji of Hiroshige.
It is said that Okinohara (the south bank of Asahikawa), which is close to Oki-juku, was the field as shown in this picture.
The lonely place is also a little lively, such as Susuki Kikyo Nadeshiko.
Even in autumn, when loneliness is said, there is gorgeousness, isn't it?
広重『駿河 三保のまつ原』HIROSHIGE
" MIHO pinery SURUGA "
今も変わらないベストな取合せですね
現地は まとめて世界遺産になりました
広重『名所江戸百景 隅田川水神の森真崎 』
HIROSHIGE " SUMIDA river MASAKI "
なんて心地よい富士の景色でしょう!
次は、
国宝も多い蕪村さんの作品から . . .
与謝蕪村『富嶽列松図』
蕪村さんの松林と富士山は シンプルに構築されました。
こういうシンプルこそ難しい技術ですね。
舞踊や芸能も同じで、
[すぐに真似できそう] 観る人にそう思わせたら
一流なのです。 松の幹の赤褐色(代赭)色が、
濃い墨の松葉と引き立てあっていますね! 薄い墨の空は、無垢な白の富士を引き立てています。
蕪村さんの絵は俳句のようと云わますが、本当ですね!
十七文字しかない、その中に 広がる景色のようです。
日本画の富士
Japanese painting FUJI
竹内栖鳳 『富獄』Seihoo TAKEUCHI " Mt,FUJI"
京都画壇の重鎮 栖鳳さんの富士です
竹内栖鳳 「冨嶽」 S.TAKEUCHI
こちらは柔らかに表現
竹内栖鳳「富士」S.TAKEUCHI
竹内栖鳳「秋霽」S.TAKEUCHI
" Shu-sei ( Autumn fog has cleared away) "
霽は「雨がやみ、霧が消える」意味ですが、
ここは つい、今し方から明るくなってきたようです。
西の栖鳳・東の大観
当時の日本画壇の二大巨頭です。
横山大観 「日本心神」Taikan YOKOYAMA
" The Deify of JPN "
美しい金の光が柔らかくてホッとします
大観『讃春』昭和28年頃 絹本彩色 TAIKAN
” Praise the New Year(spring)
個人的に大好きな色です、
夕暮れの一瞬、空にこの色が見えた時はこどもみたいに ちょっとだけ、はしゃぎます。
なんて柔らかな「清澄」でしょう!
実乃鈴 アチコチ伺ってます
おもてなしを承っております。
An attraction and hospitality
by[ the Japanese dance ]
the consultation of the plan to MI-NO-SUZU !
I accept an appearance request
to the inside and outside the country.
各種音楽との共演企画も大歓迎です!
I welcome the costarring with various music !
振付・出演
古典から
現代音楽とのコラボレーションまで
Choreography & appearance
From a Japanese classic to collaboration with the contemporary music.
https://youtu.be/QOJSsFVbyfI
https://www.youtube.com/watch?v=Tisf9ip-pio
https://youtu.be/u3rcJUJgJL0
*日本舞踊(NIHON-BUYOO) ARTIST
MI-NO-SUZU *
実乃鈴への出演のご依頼を承っております
お問い合わせフォームから
お気軽にメールくださいね
The appearance request
to
実乃鈴 MI-NO-SUZU
Please contact me
from an inquiry form
Regardless of home and abroad
「梅は咲いたか」 実乃鈴&儀間太久実
純邦楽に触れる機会を一緒に作ることは大歓迎〜!