top of page

「藤娘」と「藤」亀戸天神の藤のルーツ・動画 about "FUJI-MUSUME" & WISTERIA JPN

藤の季節ですね♫ 今年は桜が早かったし、平等院の藤も早くも見頃のニュース

日本舞踊artist 実乃鈴のワクワク伝統・ニッポンじまん

藤と藤娘について

This time "about wisteria and KABUKI's FUJI-Musume(wisteria Daughter / Fairy)"

歌舞伎舞踊 藤娘


その華やかさから、大変 人気のある演目『藤娘』

From the activeness, it is a very popular program.
De l'agilité, c'est un programme très populaire. Del dinamismo, es un programa muy popular.


びらり帽子に 黒の塗り笠。

藤のひと枝を持っています。

(坂東玉三郎さん Tamasaburoh-BANDOH)


藤娘・あらすじ

元のタイトルは『哥へす哥へす余波大津絵』(かえすがえす おなごりおおつえ。 大津絵に描かれた娘らが絵から抜け出て踊る)の変化舞踊の一部です。歌舞伎舞踊の「藤娘」

元は「精の五変化」の所作事のひとつでした。

昭和の名優で舞踊を得意とした六代目尾上菊五郎による「藤の精が抜け出て踊る」当時の新演出が、現在はメジャーですね

悪者らが娘をさらいに来ますが、

大津絵の精たちが 次々と現れて . . .精たちは 悪者らを翻弄します。

Villains stole into the mansion with the village of Oomi country, Shiga.Villains were tricks to carry off that wife.Then, Sprites of the OOTSU-E picture appear in sequence and make fun of bad people.

Les vilains sont entrés dans le manoir avec le pays du village d'Oomi, Shiga.Les vilains étaient des trucs pour emporter cette femme.Alors,Les lutins du dessin OOTSU-E apparaissent dans l'ordre et se moquent des mauvais gens.

Los bandidos entraron en la casa grande con el país del pueblo de Oomi, Shiga.Los bandidos eran bromas para llevarse a esa esposa.Entonces,Los elfos del cuadro OOTSU-E aparecen en la secuencia y hacen la diversión de la gente mala.

大津絵は片袖を脱いでいるでしょう?

(片袖脱ぎは 良い女性はやらなかった)

実は、大津絵の藤娘は『当時の女達への風刺』

裕福な母娘たちが 高級な塗りの笠や贅沢な着物で着飾って、見栄の張り合い、色恋に騒いだ流行りを、いつしか 遊女らも真似をするように・・・当時の女たちは、ものぐるいに 恋狂いと . . . 騒々しくなった。良い風紀では言えません。狂いとは、過ぎた熱狂の事。


歌舞伎舞踊 藤娘の彼女は 人ではなくなので、普通はすっぽんからの出となります。

(すっぽん=花道のせり上がり)


藤娘の衣装 


KIMONO costume of
FUJI-MUSUME

大津絵そっくりですね



襟は 黒繻子

the collar is black satin <KURO-JYUSU>
Le col est le satin noir.
El cuello es el satén negro.

しだれ藤がボカシ染めされた衣装

"Weeping Wisteria" shading off/gradate is dyed.
<BOKASHI-ZOME>
A été fait en ombrageant du fait de teindre ; pendez ; glycine.
Se hizo sombreando del tinte; cuelgue abajo; glicina .

実乃鈴への出演依頼を承っております

お問い合わせフォームからご連絡ください

The appearance request
to 実乃鈴 MI-NO-SUZU
Please contact me from an inquiry form
Regardless of home and abroad


藤 WISTERIA/GLYCINE/GLICINA

着物や帯デザインの『藤』

These the design of a KIMONO and the OBI. 

Ce sont des designs de KIMONO et de l'OBI. 

Éstos son diseños del QUIMONO y el OBI.


「藤立涌」

FUJI-TATEWAKU


素敵なデザインですね


「松藤」

MATSU-FUJI (PINE & WISTERIA)

松を男、絡む藤が女と見立てる藤娘の世界観

*     *     *

藤は 『藤棚』を作って鑑賞されます

in JPN , Wisterias is made some wisteria trellis for appreciated & enjoy .

満開のピンクの藤!見られてラッキーでした!


*  *  *

浮世絵の藤 FUJI in UKIYOE


藤の花  浮世絵師たちも好みました

Ukiyoe artists liked wisteria, too.
Les artistes de l'Ukiyoe ont aimé la glycine, aussi.
Los artistas de Ukiyoe les gustó la glicina, también.


葛飾北斎

「藤に鶺鴒 せきれい』

眼光鋭い!

HOKUSAI " wisterias & a water wagtail "





清長『亀戸天神の太鼓橋』

亀戸天神は藤の名所。その ルーツ(元株)は大坂にありました!

Kiyonaga-TORII [ an arched bridge KAMEIDO-TENJIN ]

歌川広重 『名所江戸百景 亀戸天神境内』

HIROSHIGE [ KAMEIDO-TENJIN ]

美しい・・・!!


歌麿『藤棚下の遊女たち』

UTAMARO " "Beauties are under the wisteria trellis "

月岡芳年

『東京自慢十二ヶ月 四月 亀戸の藤』

Yoshitoshi-TSUKI-OKA

[Wisteria of the Kameido Tenjin ]

江戸名所 亀戸天神の藤のルーツは『大坂』


1614 徳川の焼き討ちに遭いましたが、元禄の頃(1688~1704)に人々が復興し、藤の名所に戻ったそうです。 (現在の野田阪神あたりの玉川)


大坂城代や奉行らも見物に訪れたくらい話題だったので、江戸へも名が知れました。そして、亀戸天神へ移植されたそうです。

その小さな神社の境内では、今も藤の花が守られています。

wisteria of the Kameido Ten-jin shirine boundary was a famous place of Edo.
OSAKA had the ancestors of wisteria. encountered destroying by setting a fire because of 1614 Tokugawa forces
People revived with wisteria in (1688~1704) in Genroku and became the famous spot of wisteria.
Because Osaka castle warden and prefects came for sightseeing , too .
Become renowned to the Edo era, wisteria here was transplanted to Kameido Tenjin.In the precincts of the small Shinto shrine of Osaka, a tree of wisteria was still protected
The origin of wisteria of wisteria of the Kameido Tenjin boundaryThe precincts of the small Shinto shrine of Osaka.









*八重黒龍藤 ノダフジ*

ノダフジには白やピンクもあります




*    *    *

南フランスの藤 カーニュという町の藤、



モサモサして野性的!

ここからは あの藤の精は現れそうになく、

現れるとしたら、マッチョな精かな?


a digression
This is wisteria of the town called CAGNES.(south of FRANCE)
wild, huge wisteria!
I was surprised !




writer
日本舞踊 実乃鈴  MI-NO-SUZU

日本舞踊のアトラクショや

おもてなしを承っております。

An attraction and hospitality
by [ the Japanese dance (classic & contemporary)]
the consultation of the plan to MI-NO-SUZU !
I accept an appearance request
to the inside and outside the country.

お問い合わせフォームから

お気軽に

The appearance request
to 実乃鈴 MI-NO-SUZU
Please contact me from an inquiry form Regardless of home and abroad

各種音楽との共演企画も大歓迎です!
I welcome the costarring with various music !

振付・出演

古典〜現代音楽との

コラボレーションも 


Choreography & appearance

From a Japanese classic to collaboration with the contemporary music.

https://youtu.be/QOJSsFVbyfI

https://www.youtube.com/watch?v=Tisf9ip-pio

https://youtu.be/u3rcJUJgJL0







『春雨』

https://youtu.be/X7Njl2of5Tk

『胡蝶』口笛奏者と朗読劇

https://youtu.be/vHQXGM2SP_A

お問い合わせフォームからご連絡くださいませ

The appearance request to 実乃鈴 MI-NO-SUZU

Please contact me from an inquiry form

Regardless of home and abroad



藤娘の歌舞伎や舞踊では

長唄の間に『藤音頭』(岡鬼太郎作)が入ります。

藤の絡んだ松の大木

松を男、藤を女と表しています。

内容

藤が絡んだ松の大木の前に、藤の枝を手にした藤の精が、意のままにならない男心と女心などを唄い、お酒に酔い,

踊るうちに、遠寺の鐘が鳴り、雁が寝ぐらへ帰る夕暮れを見送ります

歌詞:

若むらさきに 十返りの 花をあらわす 松の藤浪

人目せき笠 塗笠しゃんと 振かかげたる 一枝は

紫深き 水道の水に 染めて うれしきゆかりの色に

いとし(「い」を10回&間に「し」と書けば藤の花のイラストになる)と書いて藤の花

 エエ しょんがいな

裾もほらほら しどけなく

鏡山 人のしがより この身のしがを

かへりみるめの 汐なき海に 娘すがたの はづかしや

男ごころの憎いのは ほかのおなごに 神かけて

あはづと三井(三井寺の事。鐘は有名)の鐘ごとも

 堅い誓いの石山(石山寺のこと)に

身はうつせみの から埼や 待つ(松とかけている)夜をよそに

 比良の雪

とけて 逢瀬の あた妬ましい

 ようものせたにゃ わしゃのせられて

文も堅田の かただより こころ矢橋の かこちごと

松を植よなら 有馬の里へ 植えさんせ

いつまでも 変わらぬちぎり かいどりづま(妻と褄)で

 よれつ もつれつ まだ寝がたらぬ

宵寝まくらの まだ寝が足らぬ 藤にまかれて 寝とござる

アア何とせうか どせうかいな

わしが小まくら お手まくら

空もかすみの夕照りに 名残 惜しみて 帰る雁金

途中に「潮来出島」や「藤音頭」が挿入されるケースあり(流派によって異なる)


(潮来出島)

潮来出島の真菰の中に

菖蒲咲くとはしおらしい サアサよいやサア

宇治の柴船 早瀬を渡る

わたしゃ君ゆえ のぼり船 サアサよいやサア

花はいろく五色に咲けど

主に見かえる花はない サアサよいやさ

花を一もと わすれて来たが 後で咲くや開くやら

サアサよいやサー よいやさ しなもなく

花にうかれて ひと踊り

(藤音頭)

藤の花房色よく長く

可愛いがろとて酒買うて 飲ませたら

うちの男松に からんでしめて

てもさても 十返りという名のにくや

かへるという忌み言葉

はなものいわぬ ためしでも

しらぬそぶりは ならのきょう

松にすがるも 好き好き

松をまとうも 好き好き

好いて好かれて

はなれぬ仲は ときわぎの たち帰えらで

きみとわれとか おゝ嬉し おゝうれし

注目のブログ
最新のブログ
アーカイブ
タグ
フォロー
bottom of page